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鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第47回

コンパクトPCに最適!

【鉄板&旬パーツ】2万円切りのMini-ITXマザーBIOSTAR「B660GTN」を試す

2022年04月09日 13時00分更新

文● 藤田 忠 写真●藤田 忠 編集●北村/ASCII

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B660GTNを実動チェック

 寄り道してしまったが、実動チェックに進んでいこう。CPUは第12世代インテルCoreプロセッサーでコンパクトPCを組むときに、冷却面から現実的な選択肢となるだろう10コア/16スレッドのCore i5-12600Kを選択している。

 手始めにUEFI BIOSや、BIOSTARオリジナルの統合ユーティリティーの「RACING GT Utility」を軽くみていこう。UEFI BIOSはXMPプロファイルの読み出しや、ブートデバイスの順番、ファン回転数の制御など、基本的な設定を1つの画面で行なえる「EZ Mode」を備えており、いたって普通と言える。

 ただ、筆者が愛用しているMSIのマザーボードなどのように、搭載するCPUクーラーの仕様を選択するとCPUのパワーリミットが変更されるといった自作PC初心者に優しい機能はなかった。

 「RACING GT Utility」は、システムモニタリングや、LEDイルミネーション、ファンコントロール、PC動作モードなどを設定できる。こちらも、可もなく不可もなしといった感じで、おもに利用するだろうLEDとファン制御は、UEFI BIOSからもできるので導入しなくても大丈夫だ。

テスト環境
CPU インテル「Core i5-12600K」
(10コア/16スレッド、最大4.9GHz)
CPUクーラー 360mmラジエーター本格水冷システム
マザーボード BIOSTER「B660GTN」
(インテルB660、Mini-ITX)
メモリー CFD「W4U3200BMS-16G」
(16GB×2、DDR4-3200)
ビデオカード CPU内蔵GPU
SSD Samsung「980 PRO MZ-V8P2T0B/IT」
(2TB、PCIe4.0 NVMe)
電源ユニット SUPER FLOWER「LEADEX VI PLATINUM PRO 1000W」
(1000W、80PLUS PLATINUM)
OS Microsoft「Windows 11 Pro」

PコアとEコアを搭載するCore i5-12600K。コンパクトPCケースとの組み合わせも十分可能だ

GPUはインテル UHD グラフィックス 770を搭載する

パワーリミットのデフォルト設定は、実質無制限となる4096Wに設定された

基本的な設定をひと通り行なえるEZ Mode

ファンの回転数をカスタマイズできる「A.I. FAN」。「Aggressive」「Quiet」「Manual」「Full on」の4つのモードから選べる

パワーリミットの設定は「Tweaker」「CPU Power Management」で行なえる

「Power Limit 1 Override」、「Power Limit 2 Override」を「Enabled」に変更する

Power Limit 1、Power Limit 2に、指定したいパワーリミット値を入力する

統合ユーティリティー「RACING GT Utility」

LEDを制御する「Vivid Led DJ」。他社と比べると、発光パターンはかなり少ない

「A.I.ファン」OS上からファン回転数の制御が可能になっている

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