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鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第47回

コンパクトPCに最適!

【鉄板&旬パーツ】2万円切りのMini-ITXマザーBIOSTAR「B660GTN」を試す

2022年04月09日 13時00分更新

文● 藤田 忠 写真●藤田 忠 編集●北村/ASCII

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Core i5の性能をしっかりと引き出せる

 CPUがフルロードされる定番ベンチマークの「CINEBENCH R23」を実行すると、スコアはマルチコア17295、シングルコア1901と、Core i5-12600Kの最大性能をしっかりと引き出せていると言える値を示した。

 また、テスト中のVRMヒートシンク表面温度を非接触温度計で計測すると、VRMヒートシンク周りにエアフローのない水冷システム環境ながら、トップ側44.9度、リア側48.3度という不安のない温度になっていた。

CINEBENCH R23の結果

 続いてM.2ヒートシンクの冷却性能をみるべく、Samsung製PCIe4.0×4 NVMe M.2 SSD「980 PRO」に負荷をかけた。ストレステストには「CrystalDiskMark 8.0.4」を使用し、データサイズ64GiB、テスト回数9回を3回連続実行した。

PCIe4.0×4対応M.2 SSDの定番のひとつである「980 PRO」の2TBモデルを搭載

CrystalDiskInfo。OS起動後、なにもせずに10分程度放置したアイドル時は41度になった

 「HWiNFO64 Pro」を使って、テスト実行中の温度を記録すると、NANDチップが最大66度、コントローラーが最大74度となっていた。組み合わせるNVMe M.2 SSD次第だが、エアフローのない状態で、この温度なので空冷CPUクーラーや、PCケースファンによるエアフローのある環境なら、まったく不安なく使えると言える。

HWiNFO64 Proの結果。Drive TemperatureがNANDチップ、Drive Temperature 2がコントローラーの温度になる

用途や組む人を若干選ぶが
コスパ優秀なPCを組める

 BIOSTAR LGA1700 Mini-ITXマザーボードのB660GTNは、バックパネルを装備したビデオカードの干渉問題こそあるが、スペックと動作ともに及第点をあげられる。コストを抑えた日常やビジネス、写真編集向けのコンパクトPCや、旬な3スロット占有のビデオカードや240mmラジエーターに対応した高拡張なMini-ITX PCケースと組み合わせたコンパクトゲーミングPCをコスパ良く組むときの候補に十分あげられる1枚と言えるだろう。

B660GTNは、LGA1700 Mini-ITXマザーボードのなかでは、コスパダントツと言える

 記事執筆時点ではB660GTNは売り切れ状態だが、4月11日の週にショップに入荷する予定だ。さらに国内正規代理店のアユートに確認したところ、GWでの自作にギリギリ間に合いそうな4月下旬にも再入荷が予定されているとのことだ。

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【機材協力】

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