Radeon Instinct MI210
第2世代CDNAを搭載したRadeon Instinct MI250X/MI250については連載644回で説明したが、ローエンドにあたるRadeon Instinct MI210が3月22日に発表になった。最大の特徴は、1ダイ/4HBM構成になったことだ。
構成は104CU/6656SP/416 Matrix Processorで、FP64/FP32 Vectorで22.6TFlops、FP64/FP32 Matrixで45.3TFlops。FP16/FP16で181TFlops。Int 4/8で181TOPSとなっており、Radeon Instinct MI250のきっちり半分となっている。
メモリーは64GB HBM2eで最大1.6TB/秒と、これもきっちりRadeon Instinct MI250の半分である。
強いて半分でないものを挙げれば、Radeon Instinct MI250X/250は8本のインフィニティー・ファブリック(うち1本がPCI Expressと共用)なのに対し、Radeon Instinct MI210はPCIe×1+インフィニティー・ファブリック×3構成になっていることか。
ちなみに外装はRadeon Instinct MI100と一見見分けがつかないのだが、後端を見ると補助電源コネクターが8ピン×1になっていることが目を引く。
Max Board Powerは300Wということになっているが、スペック的に言えば225W相当である。Radeon Instinct MI250はMax Powerが空冷で500W、液冷で560Wとされており、しかも空冷オプションがないから最大でも250W程度で、ほとんどのケースでは225Wで動作しそうである。
性能についてはNVIDIA A100との比較が示されているが(Photo11)、今年のGTCでNVIDIAはHopperベースのH100を発表しており、こちらと戦う必要があるわけで、この結果は参考程度に考えておくのが良いだろう。
ただH100はいろいろ爆裂したスペックであるものの、消費電力も700WなのでPCIeカードに落とすとなると相当性能が下がることが予想される。そういう意味ではRadeon Instinct MI210の競合となる製品が出たとして、それがどの程度のスペックになるかは現状未知数である。
DG2-512投入は3月30日?
最後にインテルの小ネタを。TwitterのIntelGraphicsは3月15日にこんなMentionを投稿した。普通に考えると、Xe-HPG DG2-512ベースの製品発表の可能性が非常に高そうなのだが、さて?
#IntelArc graphics marks a new stage of the game. Join us on March 30 to get a first look at our newest discrete graphics for laptops. https://t.co/jT0p7ABqQ7pic.twitter.com/vkachqurw6
— Intel Graphics (@IntelGraphics) March 15, 2022
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