鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第45回
買い換えは不要、ファン交換がおすすめ
【鉄板&旬パーツ】サイズのCPUクーラー虎徹MarkIIと無限五の違いは搭載ファン、その性能差を試してみた
2022年02月26日 13時01分更新
続けて、3DMark:Time Spy Extreme Stress Testと、UL Procyon Video Editing Benchmarkの結果を見ていこう。
Time Spy Extreme Stress Test実行時のCPU Package Powerは30W前後で、Pコア/Eコアの動作クロックも、最大クロックに張り付くようなこともなかったので、CPU温度は、まったく不安のない温度で推移している。
UL Procyon Video Editing Benchmark実行時も傾向は同じだが、編集した動画をH.265形式へ変換する処理も行なわれるため、CPU Package Powerは最高90W台まで上昇している。10分間の動作クロックも、Pコア 4700MHz前後、Eコア 3600MHz前後で推移しているが、CPUコアの温度は「KAZE FLEX 120」で最大68度、平均52.57度。「KAZE FLEX II 120」で最大67度、平均52.67度になっている。
ファンの回転数は、Time Spy Extreme Stress Test、UL Procyon Video Editing Benchmark実行時ともに、「KAZE FLEX II 120」のほうが、若干高回転になっているが、残念ながらその効果は出ていない。
虎徹MarkIIは、CPUがフルロードされる用途で電力リミット無制限のCore i7-12700Kを運用するには厳しいが、普段使いメインなら十分な冷却性能を持っている。Core i7-12700Kのインテル定格となるPBP125W、MTP190Wや、MTPが150WになるCore i5-12600Kを電力リミット無制限で運用するといったこともできるだろう。
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