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鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第45回

買い換えは不要、ファン交換がおすすめ

【鉄板&旬パーツ】サイズのCPUクーラー虎徹MarkIIと無限五の違いは搭載ファン、その性能差を試してみた

2022年02月26日 13時01分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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リミットなしのCore i7をしっかり冷やせる無限五

 ここからは無限五の冷却性能をチェックしていこう。CINEBENCH R23 Minimum Test Duration:30 minutesを実行すると、無限五は奥行き85mmの大型ヒートシンクを装備するだけあって、CPU温度は新旧ファンともに最高84度、平均80度を維持している。

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 電力リミット無制限のCore i7-12700Kを、フルロードさせた状態でもしっかりと冷やせている無限五だが、「KAZE FLEX II 120」はファンの回転数が1500rpm前後で推移しており、「KAZE FLEX 120」よりも駆動音が耳につくようになっている。虎徹MarkIIのときもそうだったが、ここまでのテストで「KAZE FLEX II 120」のメリットは感じられない結果となっている。

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 3DMark:Time Spy Extreme Stress Test実行時のCPU温度は、虎徹MarkIIと大きく違わないが、UL Procyon Video Editing Benchmarkではわずかにダウン。さらに「KAZE FLEX II 120」を組み合わせた新リビジョン無限五は、「KAZE FLEX 120」から2度程度の低下を確認できた。

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虎徹MarkII、無限五は2022年も定番確実

 虎徹MarkII、無限五の新旧リビジョンの比較という点では、新リビジョンで採用された「KAZE FLEX II 120」のメリットは、あまり感じられない結果になったが、Core i7-12700Kと組み合わせられる高い冷却性能を示した両モデル。CPUがフルロードされる用途には厳しいが、インテル定格での運用には十分な虎徹MarkIIと、電力リミット無制限のCPUフルロード時も80度台に抑え込めた無限五の定番空冷CPUクーラーの地位は揺るがないだろう。

 なお、旧リビジョンの虎徹MarkII、無限五を愛用し、第12世代インテルCoreプロセッサーのCore i3/i5/i7にアップグレードを考えている人は、実売価格1000円前後の「LGA1700 MOUNTING KIT SCMK-1700B」を購入して、流用するのがおすすめ。

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