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話題の「エニグマ」などの新機能から実験的機能の裏話など4周年を迎えた『アリス・ギア・アイギス』のこれまでと今後について直撃インタビュー

2022年03月01日 16時00分更新

文● ジサトラハッチ 編集●ASCII

 コロプラは、1月22日にスマートフォン向けゲーム『アリス・ギア・アイギス』(以下、アリスギア)がサービス開始から4周年を迎えたことを発表。4周年を記念した生放送では、ファン待望のTVアニメ化の決定、さらにコンシューマー(CS)機版が2022年に発売予定であることも明らかにした。

コンシューマー版も予定されている

 4周年に合わせて、同作では新たにファクターキャラクターが実装、アクトレスの新強化機能「エニグマ」も追加され、SNSなどで話題となった。そこで、今回は本作の開発をしているピラミッドの代表取締役 社長の柏木准一氏、取締役 プログラム部 部長 池田隼人氏、バトルリードプログラマー(以下、敬称略)に、そうしたアップデート内容や、筆者が気になっていたハードウェアへの対応、今後の予定などについて聞いてみた。

カメラモード追加でSPスキル中の武装デザインもじっくり見れるようになった

編集部:本日はよろしくお願い致します。大型アップデートがとても話題になっていますが、このタイミングでアップデートした理由を教えてください。

柏木:周年に合わせたというのもあるのですが、拡張の規模が固まりましたので、大型アップデートという形での発表になりました。
 ファクターに関しては、たとえば楓ちゃんが好きなユーザーから楓ちゃんで遊び続けたいとか、キャラクターの掘り下げをして欲しいという要望を多く頂いていました。  社内でも既存のアクトレスを掘り下げる遊びができるといいな、という想いがありました。ただ、今までのキャラクターをずっと遊び続けられるようにするには、大規模なシステム改修を行なう必要があったので、今回の機会(4周年)にエニグマなどのさまざまなシステムを導入しました。

「エニグマ」は、アクトレスに秘められた未知なる能力を開放していく新しい育成システム

任務で獲得したクオリアを使ってセルを解放し、パッシブスキルスロットの解放などの強化が行なえる

柏木:エニグマなども話題になりましたが、今までは必殺技であるSPスキル中にカメラモードが起動できなかったのですが、そのカメラモードが起動できるようになったのが、大きいと感じている人もいるようです。

実験的機能の「SP演出中のカメラモード有効化」をONにすると、戦闘時のSPスキル発動中もカメラモードを起動可能に。ズームイン/アウト、明るさやコントラストを調整し、スクリーンショットが保存できる

バトルリードプログラマー:最初はデザイナーからは強い反発がありました。デザイナーが見て欲しくない角度でも見れちゃうようになるんですよね。しかし、それがお客様に好評だったりもしたので、要望されているなら、ということで実装に至りました。

柏木:メカデザイナーさん達のカッコいいデザインをモデラーさん達が頑張って起こしているのに、それをお客様にじっくり見て頂けないので、(SPスキル中のカメラモード起動機能を)実装してくださいと言われ続けていたんです。それが、4年目にしてついに実装に至りました。

バトルリードプログラマー:カメラモードによって、SPスキル中の武装も良く見て頂けるようになりました。

柏木:ただ、元々止めるように作られていないので、テクスチャーで気になるところがあるかもしれません。

バトルリードプログラマー:こっそり、調整はしています。

池田:この機能は“実験的機能”というところに入っているのですが、“実験的機能”に入っている機能は、プログラマー主体で実装されているものなんです。デバッグしてない訳ではないのですが、全てのケースに対応している訳ではないです。

“実験的機能”を使う際には、自己責任で行ない、不具合などのサポート対象外である注意文が表示される。正式実装されている機能ではなく、開発プログラマーの遊び心が反映された機能になっている。遊び心を理解し、想定外の動作が許容できる人のみ試せる機能が公式に用意されているのは、とてもユニークだ

柏木:普通のソーシャルゲームだと、そもそも“実験的機能”なんて、よく分かんない項目はないと思うんですよね。

池田:だいたい私の趣味趣向で実装しています。実はお客様には見えてない機能もいっぱいあるのですが、運営ディレクター、開発ディレクターと相談をして、これはまだ実装するには早いなどを決めています。

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