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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第335回

山根博士のグロスマレビュー

シャオミの女性を意識した新ブランド「Civi」はフロントデュアルライトで美顔セルフィー

2022年01月22日 10時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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合計3つのライトで暗いところでも綺麗な自撮り可能

 さてここでメインカメラの作例をお見せする前に、Civiの最大の特徴であるフロントカメラ回りの機能を見てみよう。

 Civiは3200万画素という高画質なフロントカメラを搭載し、ナチュラル仕上げが可能な美顔モードを持つなどセルフィー利用を大きく意識したスマートフォンだ。背景をぼかすポートレート写真と異なり、セルフィーでは自分の顔を明るく写すことでAIによる美顔処理もより効果的に働く。Civiはセルフィー撮影時にディスプレー全体をライトとして使うことができるほか、さらにフロントカメラ左右のベゼル内に補助のLEDライトを2つ内蔵している。ディスプレー+ライト2つ、合計3つのライトで顔を明るく照らしてくれるのだ。

Civiでセルフィー。ライトなし(左)、画面ライト(中)、画面ライト+LEDライト2つ(右)

 実際に夜の屋外でライトのない場所でも、ディスプレーとLEDライト2つをONにすると自分の顔をかなり明るく写すことができる。これならどんな場所でも最適なセルフィーを撮ることができるだろう。また天井の照明を消した若干暗い室内でセルフィーしてみたがこちらもまるで明るい室内で撮影したような絵が撮れるのだ。なお美顔効果は中程度としてみた。

夜の屋外ですべてのライトをONにしてみた

天井のライトが消えた部屋でもこれだけのセルフィーが撮れる(1500×1997ドット)

 このようにスマートフォンでセルフィーを重視する人にとって、Civiは魅力的な製品といえるだろう。

 最後にメインカメラを使った作例をいくつかお見せする。一般的な撮影シーンでは必要十分な撮影性能を持っており、Civiで不満に思うシーンはあまりなさそうだ。

超広角撮影(3280x2464ドット)

標準撮影(4640x3472ドット)

2倍撮影(4640x3472ドット)

夕方の暗いシーンを標準撮影(4640x3472ドット)

マクロ撮影(1600x1200ドット)

 セルフィーは中国だけではなく東南アジア、インドなどで引き続き強い需要があるが、今のところCiviの国際展開は決まっていない。中国国内ではライバルメーカーがセルフィー性能を高めていることもあり、まずは中国で特化型の製品を出し、市場の動向を見ながらグローバル展開や後継機が登場するかもしれない。

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