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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第335回

山根博士のグロスマレビュー

シャオミの女性を意識した新ブランド「Civi」はフロントデュアルライトで美顔セルフィー

2022年01月22日 10時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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 シャオミのスマートフォンといえば「Xiaomi」「Redmi」の2つのラインナップで展開されているが、そのどちらにも属さないブランドモデルとして2021年秋に発売されたのが「Civi」だ。ミドルハイモデルながら、女性を特に意識した製品に仕上げられている。

シャオミの「Civi」

 CiviはチップセットにSnapdragon 778Gを搭載、メモリーは8GBまたは12GB、ストレージは128GBまたは256GBの組み合わせとなる。ディスプレーは6.55型(2400×1080ドット)の有機ELで、パンチホール型の3200万画素の高画質なフロントカメラを内蔵、ディスプレーの下部側には指紋認証センサーも内蔵している。一見するとわからないが、フロントカメラ回りにはCiviならではの特徴的な機能も内蔵されている(後述)。

6.55型ディスプレーを搭載するミドルハイモデル

 背面仕上げはあざやかな色合いで、表面は細かいざらつきのある仕上げとすることで光沢感を高めつつも指先の指紋の跡が残らない。本体カラーは写真のブルーのほかにピンクもあるが、側面はシャンパンゴールド系の色合いにしている。カメラは3つを搭載するが、そのデザインはほかのシャオミのスマートフォンとはやや異なる印象だろうか。

最近の中国メーカーが取り入れている、ざらつきのある光沢仕上げの背面処理

 メインカメラは6400万画素と高画質だが、でっぱりはあまり大きくない。電源ボタン周りのデザインは日本でも発売中の「Mi 11 Lite 5G」によく似ている。ディスプレーは側面の角を落としており、背面側も同様にカットしたエッジ・デザインのため本体の側面はかなり細く、ツートンカラーの色分けはかなり上品。いい意味で「シャオミらしくない」ルックスとも言えるだろう。

電源周りのデザインは日本でも見慣れたものだ

ディスプレーと裏面、どちらも角を落としたエッジデザイン

 本体サイズは約71.5×158.3×7mm、重さは166g。同じ6.55型ディスプレーのMi 11 Lite 5Gの約75.7×160.5x6.8mm、重さ159gと比べるとわずかに厚みと重量が増えているが、全体のサイズはより小さくなっている。背面のしっかりした質感と相まって、持ってみると数値よりも重量感はあるものの、仕上がりの良さからモノとしての所有欲は大きく満たされる感じでもある。

Mi 11 Lite 5Gと同じディスプレーサイズながら、縦横の大きさは小ぶりだ

 Civiは中国国内のみの販売。OSはAndroid 11ベースのMIUI 12中国版で、グーグルサービス(GMS)は非搭載だ。アプリはシャオミの独自ストアからダウンロードできる。設定ではディスプレーのリフレッシュレートが最大120Hzに切替できるのが特筆できる機能だろう。AnTuTu(V9)のスコアは519821だった。なお本体は5GのDSDVに対応するが、microSDカードは利用できない。

中国版のMIUI 12を搭載、ディスプレーは60Hzまたは120Hzの切替が可能

AnTuTuスコアは519821

 カメラは6400万画素に加え800万画素の超広角、200万画素のマクロを搭載。Mi 11 Lite 5Gと比べるとマクロがスペックダウン(Mi 11 Lite 5Gは500万画素)だが、総合的なカメラ性能はほぼ同等と思われる。カメラのUIはほかのシャオミのスマートフォンと同様で、撮影モードが「Pro」「Video」「Photo」「Portrait」「More」、メインカメラの6400万画素切替はMoreから行なう。ビデオは4Kが30fps、1080pが120fps、720pでは960fpsまで対応する。

6400万画素+800万画素+200万画素のトリプルカメラを搭載

シャオミのスマートフォンで一般的なカメラUI

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