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鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第43回

【鉄板&旬パーツ】ようこそ水冷沼へ! LGA1700用水枕の実力をチェック

2022年01月22日 12時00分更新

文● 藤田 忠 写真●藤田 忠 編集●北村/ASCII

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こんなにある!
本格水冷パーツメーカー

 本格水冷沼に踏み込もうと考えている人向けに、国内で取り扱いのある主な本格水冷パーツメーカーを紹介しておこう。

Alphacool
https://www.alphacool.com/

 Alphacoolはドイツのメーカー。本格水冷パーツ全般に加え、オールインワン水冷ユニットを取り扱っており、ビデオカード向け「Alphacool Eiswolf 2」シリーズもあるが、イチオシはオール銅製を謳うラジエーターで、厚さのバリエーションも非常に豊富だ。

 国内ではオリオスペックが取り扱っているほか、国内正規代理店として、TechAce(テックエース)がAmazonで販売している。3年前になるが、Alphacoolのセールスマネージャーがドイツから来日した際にインタービューしているので、そちらも参照してもらいたい。

ビデオカード向けのオールインワン水冷ユニット「Alphacool Eiswolf 2」

計5つの入出力ポートを備え、レイアウトしやすいオール銅製ラジエーターの「NexXxoS Full Copper V.2」シリーズ。ホワイトカラーモデルも追加されている

aqua computer
https://www.aquacomputer.de/

 ドイツの老舗本格水冷パーツメーカー。美しいと感じる高品質な作りが特徴。最近では経路やウォーターブロックなどの破損(内圧の変化)を検出すると、即座に動作して内圧を負圧に調節し、水漏れを防ぐ「LEAKSHIELD」システムを投入している。オリオスペックが輸入、販売しているが、国内入手性は良いとは言えず、売り切れると再入荷には時間がかかるので、個人輸入も視野に入れたい。

真空ポンプ「LEAKSHIELD」。圧力変化を監視し、水漏れを防止する。Youtubeの動画(https://www.youtube.com/watch?v=8UiRv0nDch0)は必見だ

銅カラーそのままのフィンが目を引く、ラジエーター「airplex radical 2」

Ryzen 5000シリーズなどのCPUダイ位置に最適化されている「cuplex kryos NEXT」など、ウォーターブロックも豊富

対応するポンプやファンの回転数コントロールから、温度、流量のモニタリングなどが可能なソフトウェア「aquasuite」も魅力的だ

Bitspower
https://www.bitspower.com/

 COMPUTEX TAIPEIで展示される各社のPCや、MOD PCの多くに使われる老舗水冷メーカーのひとつで、龍のロゴがポイントだ。水冷パーツ全般を扱っているが、国内では品質に定評があるフィッティングを中心に取り扱われている。国内ではオリオスペックと、大阪の老舗水冷パーツショップCoolingLabで取り扱っている。

取り付けやすく、抜けにくい構造を採用したハードチューブ用フィッティングもラインアップ。外径は12mm、14mm、16mmの3種類を網羅する

樹脂製とは、ひと味違った高級感のある経路で、組める真鍮チューブも用意。外径16mm、長さ500mmで2100円前後になる

Barrowch/BARROW
http://www.barrowint.com/

 オリオスペックが近年取り扱いをはじめた中国のメーカーで、本格水冷パーツ全般を取り扱っている。本格水冷の導入敷居を下げるポンプとリザーバーが一体になったCPUウォーターブロックとラジエーターがおもしろい。また、経路の途中に設置する温度や流量を表示するセンサー系も、手ごろな価格なので狙い目だ。

ポンプとリザーバーをCPUウォーターブロックやラジエーターに内蔵。設置スペースを抑えながら、本格水冷を導入できる

温度や流量を表示するOLEDパネルを内蔵。両端G1/4口で経路の途中に設置できる。価格は7700円前後になっている

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