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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第189回

ゆみちぃのMINIミニ大作戦

車内が広くてトルクフル! MINIのディーゼル&5ドアモデルは高速でも楽しい

2022年01月08日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●寺坂ユミ(@129Ym_afilia)編集●ASCII

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3Doorと比べると後席が広い!

 3Doorと5Doorの最大の違いが後席。というのも3Doorは4人乗り、5Doorは5人乗りなのです。中央の席には足元にドリンクホルダーがあるので快適とはいえないのですが、少し広くなっている、という点では快適性は向上しています。ちなみに写真のタンレザーは部長お好みのカラー。「この色、マジでイイ!」と大絶賛です。ただこちら、CLASSIC TRIMというオプションの室内だそうで、お値段は39万円になります。

 ここで試乗車のお話を。まず車両本体価格が359万円。これに前出のグラデーション天井のマルチトーン・ルーフが9万6000円、室内のクラシックトリムが39万円、17インチのアロイ・ホイールが13万7000円、ETCが6万2000円、シート・ヒーターが4万1000円、ハーマンカードンのスピーカーが11万円。

 さらにヘッドアップディスプレイやらApple CarPlayなどのデジタルパッケージプラスが14万1000円が追加。

 さらに運転支援システムの19万5000円が加わってオプション総額は117万2000円。車両と合算すると、試乗車の価格は476万2000円也! 「もうね、驚かないことにしたんですよ」と、意外にもゆみちぃ部長はオトナの反応。「MINIって、そういうクルマなんですよ。自分だけの1台にできる反面、その値段が結構するとわかったんです」と、暗黒面に堕ちたような目をしながら語ります。「でも、実際に買う時は、色々つけちゃうんですよね。それも自分でわかっているんです」と、ゆみちぃ部長の財布のヒモは緩そうです。

 それでは運転席をチェックしましょう。MINIの凄いところは、全車種共通のインテリアであること。だから乗り換えてもワカラナイというか操作に困るところがありません。パッと見たところ、メーターに記されたエンジンのレブリミットが低いということ以外、大きな差はありません。「実にMINIらしい室内で安心しますね」というゆみちぃ部長。もはやオーナー気分です。それではドライブに出かけましょう。

ディーゼルならではのトルクで
街乗りは快適!

 エンジンをスタートすると、2世代前のガソリンエンジン車か? というような大きな音を立てます。「え? これ気になります?」というゆみちぃ部長。とはいえ「確かにこの前に乗ったPHEVと比べると音は大きいですね」と、これまた随分と両極端な比較を……。MINIのガソリンエンジンと比べても音は大きいですし、振動も大きいのは確かです。また街乗りですと交差点の度にアイドリングストップが起動するのですが、その解除時(発進時)のショックも大きめ。「ディーゼルエンジンってこうだよねぇ」という部員たちですが、ゆみちぃ部長は意外にも「そうなんですか?」という感じ。つまり、あまり気にしていないようです。

 こうして街乗りを楽しむゆみちぃ部長。「MINIらしい重厚さを感じる、手ごたえあるフィーリングですね」と楽しそうに走らせていきます。「走りだすと、言われるほど音は気になりません。それよりもガソリンエンジンより力強くて、走りやすいみたい」とトルクの太さが街乗りに適しているように感じている模様。

 そのまま高速道路へ。すると「安定感がありますし、エンジンも快適。全然コレでいいじゃないですか!」と楽しく巡航します。さすがドイツ生まれのクルマ、このサイズとは思えない安定度です。部員Kも高速走行をしてみたのですが、「このクルマ、意外と速いじゃないか」と思った次第。エンジンの振動もまったく気にならず、燃費の良さと相まって高速クルーズこそCooper Dの真骨頂だと思いました。コレは意外な掘り出し物かも!? 可愛らしい見た目に騙されてはいけませんね。ゆみちぃ部長と一緒で、実力者なのです。

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