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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第334回

山根博士のグロスマレビュー

深澤直人とコラボ! スーツケースデザインがカッコイイスマホ「realme GT Master Explorer」

2021年12月27日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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インカメラがとくに高画質
メインカメラはマクロも搭載

 さて、カメラはOPPOの上位機種も搭載する5000万画素IMX766センサーに加え、1600万画素の超広角と200万画素のマクロを搭載する。縦に3つ並んだカメラデザインは、OPPOが海外で発売中の「Reno6」シリーズにも似たデザインだ。

丸いカメラを縦に3つ並べたデザイン

 静止画は0.6倍、1倍、2倍、5倍がワンタッチ切り替え可能で、2倍以上はデジタルズーム。最大20倍までに対応。動画は4K 60fpsにも対応し、最大10倍となる。UIはOPPOのスマートフォンとかなり似ている。

カメラ画面上から簡易設定を呼び出すUI

 また今回はテストできなかったが、効果的なスナップが撮れる「ストリートモード」も搭載。リコーカメラのアンバサダーやストリートフォトグラファーなどの協力のもと、NOMOCAMのカメラフィルターとコラボレーションしダイナミックな撮影を可能にする。なお、ストリトーモードはスリープから即座にカメラを起動するとデフォルトで立ち上がるようだ。

 「スーツケース風のスマートフォンを持ち、カメラを構えることで日常生活の中から新たな発見ができる」。これがスペックには見えない、realme GT Master Explorerそのものの魅力なのだ。

ストーリーモードは「その他」または電源OFFからも起動可能。倍率表示は「倍」ではなくレンズ焦点距離になる。最大120mm(5倍)撮影まで対応

 以下、簡単だがカメラの作例を紹介する。超広角とマクロ以外は標準レンズ(5000万画素→1200万画素相当撮影)だ。いずれもクリックで原寸表示となる。ボケの効きはかなり良く、夕暮れの逆光もうまく映してくれる。マクロは200万画素のため、室内の光が少ないところではやや色表現が弱いだろうか。

超広角撮影(4624×3468ドット)

標準撮影(4096×3072ドット)

2倍撮影(4096×3072ドット)

ポートレート撮影でボケを最大にした(4096×3072ドット)

夕暮れ時をAI ONで標準撮影(4096×3072ドット)

食事に近寄って撮影(4096×3072ドット)

室内で花をマクロ撮影(1600×1200ドット)

【まとめ】スペックや機能だけじゃない
「旅」を意識できるコラボスマホ

 スーツケースを意識したデザインのrealme GT Master Explorerはただ形状に工夫を凝らしたのではなく、所有して使うことで「旅」を意識できるという製品にうまく仕上がっていると感じられた。無印良品など人々が日常生活で使う数々の製品をデザインしてきた深澤氏が手掛けただけに、他のスマートフォンでは味わえない体験を得られるのではないだろうか。日本人にもなじみの深いデザイナーのコラボモデル、ぜひ日本での発売をお願いしたい。

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