このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第334回
山根博士のグロスマレビュー
深澤直人とコラボ! スーツケースデザインがカッコイイスマホ「realme GT Master Explorer」
2021年12月27日 12時00分更新
海外でコスパに優れたスマートフォンを次々と送り出しているrealmeは、ハイスペックなチップセットを搭載したゲーミングモデルや、本体デザインにこだわった製品も数多く展開している。今回紹介する「realme GT Master Explorer」は中国では「大師探索版」の名で販売されているモデルで、「INFOBAR」などを手掛けた日本人デザイナー、深澤直人氏とコラボレーションした製品だ。なお同氏とのコラボモデルはほぼ毎年新製品がリリースされている。realme GT Master Explorerは世界的なパンデミックの中「日々の生活の中に探求心を持たせてくれる」デザインが大きな特徴にもなっている。
スーツケースをイメージした
従来のスマホにはないデザインが特徴
realmeのスマートフォンの中で「GT」と名のついたモデルは主にハイスペックな上位モデルだ。realme GT Master ExplorerはチップセットにSnapdragon 870を採用し、6.55型(2400x1080ドット)ディスプレーを搭載する。フロントカメラは3200万画素と高画質。バッテリーは4500mAhで65Wの急速充電に対応、33分で満充電が可能とのこと。
背面はほかのスマートフォンにはない「リブ」をつけたデザインになっている。これはスーツケースをイメージしたもの。表面がベージュとグレーのモデルはそれぞれビーガンレザーを採用。カメラはソニーIMX766センサーの5000万画素に加え、1600万画素と200万画素の3つを搭載、そのカメラの横には深澤氏のサインが入っている。
ディスプレーは角を落としたエッジ形状でリフレッシュレート120Hz駆動に対応、指紋認証センサーも内蔵する。背面側も同様のデザインで体感的な横幅サイズを小さく感じさせている。本体サイズは約72.5×159.9×8.8mm、重さは183.5g。なお、背面にリブなしの非コラボモデルもあり、そちらは厚みと重量が若干異なる。しかし、購入するならぜひ深澤氏とのコラボモデルを選びたい。バッテリー容量は4500mAhで、付属の充電器により65Wの高速充電にも対応している。
価格はメモリー8GB+ストレージ128GBモデルが2899元(日本円で約5万2000円)となっている。
本体の質感は非常によくビーガンレザーのざらつきある仕上げは本革のような質感が味わえる。背面のリブと相まってとても握りやすい。背面を向けて机の上に置くと確かにスーツケースを思わせるくれるデザインは、なるほど確かに日常生活の中に旅のエッセンスを感じさせてくれる。realme GT Master Explorerを手に取ると「何か新しいことはないだろうか」と日々の生活を再認識する、そんな気分にもなれるのだ。様々な背面仕上げのスマートフォンがあるが、realme GT Master Explorerの背面仕上げはスマートフォンというよりもインテリア雑貨や旅行用品のようでもある。所有感も満たされ持っているだけで楽しさを感じられるかもしれない。
realme GT Master ExplorerにはTPU製ケースも付属するが、このケースも背面と同じリブがありぴったりフィットするようになっている。ケースの色はグレーで本体カラーのグレーモデルとほぼ同じ色合いだ。一方ベージュカラーモデルを買うとケースをつけることで違う表情を楽しむこともできる。
OSはAndroid 11ベースのRealme UIを搭載。同じグループ企業であるOPPOのColorOSに似たところもあるので、OPPOユーザーならどことなく似た使い勝手を感じられるかもしれない。アイコンカスタマイズやフローティングウィンドウなど標準のAndroidよりも使い勝手が良くなっている。
またGTシリーズはゲームに特化したモードも備えており、「GTモード」を使えば一発で最高のパフォーマンスへの設定が可能。個別に通知ブロックなどをしたいときは「ゲーミングスペース」も用意されている。このあたりは他社のゲーミングスマートフォンが備えている機能とほぼ同等だ。ほかにはストレージの一部をメモリーとして使うことのできるRAM拡張にも対応し、最大5GBをメモリーに追加できる。
AnTuTuでベンチマークを測定したところスコアは701573と高く、ゲーミングスマートフォンとしても十分使えそうだ。本体のグリップ感も高いため横向きにして長時間使うことも苦にならないだろう。
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