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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第161回

女子も軽トラに乗りたい! ハイゼット トラック 農業女子パックを知っているか?

2021年10月24日 15時00分更新

文● 矢田部明子 写真●吉野健一 編集●ASCII

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 クルマ好きアラサー女子の矢田部明子です。今回は働く車「ハイゼット トラック」についてレポートしていきたいと思います。免許取りたての頃、祖母のハイゼット トラックで駆け回っていたということもあり、私にとっては青春時代の懐かしさのある車です。久しぶりに乗ってみたら、かなり今時になっていてビックリ! ということで、良くなっていたこと&日常的に使ってどうだったか? をお伝えできればと思います。

ハイゼット トラックはこんなクルマ
農業女子パックって何?

 ハイゼット トラックはダイハツから販売されている軽商用車で、軽トラの愛称で親しまれています。主に農業を営んでいる方が乗っているイメージですが、働く車として幅広く活躍しています。2014年のフルモデルチェンジで、ドアの開度を拡大&乗降性を高めるなどユーザーの声を反映させ、さらに進化を遂げています。

 そんなハイゼット トラックですが、私が試乗したのは「農業女子パック」というパッケージの車両です。農業女子プロジェクトって何?という方もいらっしゃると思うので、簡単に説明します。

 マッチョで男性的だった軽トラックに、農業をしている女性のニーズ&考え方を反映させたパッケージが「農業女子パック」です。ボディーカラーには、オレンジやピンクなどカラフルな色がラインナップされ、IR&UVカットガラスを装着した「ビューティパック」、パワーウィンドウとキーレスエントリーシステムを組み合わせた「省力パック」などが用意されています。このオプションの価格はグレードによりますが、2万7500円~3万8500円です。

 ノーマルのハイゼット トラックしか知らなかった人も参考にしてみて下さい!

農業女子パック ※ダイハツのサイトより

ダイハツ ハイゼットトラック エクストラ(4WD)
主なスペック
サイズ 全長3395×全幅1475×全高1780mm
ホイールベース 1900mm
車重 810kg
エンジン 660cc 水冷直列3気筒12バルブDOHC
最高出力 53PS(39kW)/7200rpm
最大トルク 60N・m(6.1kgf・m)/4000rpm
価格(税込) 119万8800円~

ハイゼット トラックのいいところ その1
維持費&ランニングコストが安い

 「軽自動車」ではなく「軽商用車」という区分になります。軽商用車のメリットは、なんといっても「維持費の安さ」です。たとえば自動車税だと、軽乗用車が1万800円なのに対し、軽商用車は5000円とかなり安くなります。また、普通車の商用車は1年車検ですが、軽商用車は乗用車と同じく2年車検となります。

 維持費も安い&車両価格も安いと、お財布に優しいクルマとなっています。

ハイゼット トラックのいいところ その2
車両感覚が掴みやすい

 15年前くらいに祖母のハイゼット トラックに乗っていたときは、突き上げ感が気になる、エンジン音&ロードノイズがうるさいなど、決して乗り心地が良いとは言えなかったのですが、かなり改善されていました。なんせ、車内で普通に会話するときの音量で話せるのに驚きでした。荷台の両端が見える&ボンネットがなく見切りがよいので、車両感覚が掴みやすく、狭い道も運転しやすいのがgood。

リアにはリーフスプリングが採用され、重い荷物を積んだ時に車両の後方のみが沈まないように

 また、ギア比が低いので、吹き上がりが気になるという人はいるかもしれません。ハイゼット トラックはあくまでも商業車で、重い物を積んだ時&泥濘にハマった時に出やすいなど、ギア比の低さを活かせるシーンもあるので一概に悪いとはいえません。

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