あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ第140回

現役ランクル乗りが選ぶ、トヨタ「ランドクルーザー300」のオススメグレード

文●矢田部明子 編集●ASCII

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 クルマ好き女子の矢田部明子です。今回は、2021年8月2日に発表された「ランドクルーザー300」のグレードについてレポートしていきます。ランドクルーザー300は、510~770万円(税込)とグレードによって価格に差があります。なお、ディーゼルは2モデルでZXが760万円、GRスポーツが800万円となっています。ガソリン車は5グレードあり、それぞれに特徴があるので「どれを選べばいいの?」と悩んでらっしゃる方も多いはず。そこで、ランクル60→ランクル76と乗り継いできた、ランクル乗りの私がオススメグレードを紹介します。購入を検討されてらっしゃる方は、ぜひ参考にしてみてください!

ランドクルーザー300ってどんな車?

 2021年8月2日に販売開始になった「ランドクルーザー300」。グレードによっては、3~4年待ちという状態になっているほど話題の車です。最新技術を搭載することで、悪路走行性能&耐久性能を高め「世界中のどんな道でも疲れない走り」をコンセプトに開発されました。走行性能のみならず、内装も豪華で高級感溢れる雰囲気になっています。

トヨタ ランドクルーザー300 GX
主なスペック
サイズ 全長4950×全幅1980×全高1925mm
ホイールベース 2850mm
車重 2360kg
エンジン 3444cc V6ツインターボ
最高出力 305kW(415PS)/5200rpm
最大トルク 650N・m(66.3kgf・m)/200~3600rpm
価格(税込) 510万円

それぞれのグレードの特徴

 グレードは、特別仕様車も含め全部で5つあります。エンジン&トランスミッション&駆動方式に違いはありませんが、乗車人数が違ったり、ディーゼルエンジンが選択できないグレードがあるので注意が必要です。安全性についてですが、トヨタの先進安全機能「トヨタセーフティセンス」が価格に関係なく全グレードに搭載されています。

グレードGX。GXは、最もお求め易い価格のグレードです。その分、全グレードの中で装備も1番少ないです。乗車人数は5人乗りです。価格は510万円

グレードAX。GXよりもシートの機能が充実し、LEDフロントフォグランプなどが標準装備になります。AXより上のグレードは、乗車人数が7人乗りになります。価格は550万円

グレードVX。中間グレードのVXは、上位グレードと標準装備がほぼ同じです。大きく違うのは外装で、U字型のグリルフレームがありません。見た目にこだわらないという方にはピッタリのグレードです。価格は630万円

グレードZX。フロントグリルや前後バンパーなどの、上位グレードならではの専用装備がラインアップされています。路面状況や運転操作に応じ、ショックアブソーバーの減衰力を四輪独立で制御するAVS(アダプティブ・バリアブル・サスペンション)など、走行性能も向上。ガソリンとディーゼルの2種類が設定されていて、ガソリンは3列7人乗り、ディーゼルは2列5人乗りです。価格は730万円

グレードGRスポーツ。アルファベットのトヨタエンブレムやメッシュグリル、バンパー、18インチアルミホイールなど、特別仕様車らしいフロントフェイスが魅力です。足回りには電子制御でスタビライザー効果を変化させる「E-KDSS」が世界初採用&電動でフロッグがリアにも搭載されるなど、GRブランドがレースで培ってきた技術が盛り込まれています。価格は770万円とガソリンモデルの中で1番高く、ガソリンは3列7人乗り、ディーゼルは2列5人乗りです

オススメは「GX」グレード
電動デフロックのオプション付

 私が選んだのは、1番お求め易い価格の「GX」です。グレードが上がるにつれて便利機能は追加されていきますが、ベースグレードとなる「GXグレード」でも充分な装備がついています。

指紋認証機能付きスタートスイッチ

 たとえば、盗難防止のためにエンジン・スタート・ストップスイッチの部分に指をあてて、指紋認証をする「指紋認証機能付きスタートスイッチ」は付いていません。ランクル300の目玉機能として取り上げられることが多い機能ですが、個人的にはこの機能を付けても盗難されるときは盗難されると思います(まったく効果がないとは思いません)。

 ほかには、LEDライトが搭載されていません。ですが、積雪の多い場所に住んでいらっしゃる方は、ライトの熱で雪が溶けるようにLEDライトではなくハロゲンライトを選ぶというケースもあるので、私はLEDライトを選ばなくてもOKです。トノカバーなど、あると便利だけどなくても困らないという機能は付けずに、購入価格を落とすことに重きをおきました。

 走行性能に関しては、大きな違いはありませんが価格が上がるにつれて徐々に性能がアップしていく印象を受けました。ですが……、個人的にはランドクルーザー300でゴツゴツした岩&砂漠&林道&川を走る人はどれくらいいるのかなと思ってしまいます。

 おそらくランクルオーナー全体の1割くらいなのではないでしょうか。もちろん、悪路を走るぜ! という方もいるとは思いますが、残価設定型のローンが終わるタイミングで乗り換えを検討しているなら、リセールバリューを良くするために綺麗に乗ることが予想されるので、街乗り&アウトドアなどが中心になるでしょう。

 悪路走行をするときに便利な機能を付けて、結局まったく使わなかったと後悔するより、最初から付けずに安く買うほうがいいでしょう。また、ランドクルーザー自体がもともと走破性能の優れた車なので「GX」でも山道は走ることができます。電動デフロックをオプションで付けたのは、万が一スタックした時のことを考えたからです。ほかには、リセールバリューが良くなるというのもあります(もちろんリセールバリューを考えずにずっと乗るつもりであればいきなり最上位モデルでもいいでしょう)。

 ディーゼルかガソリンを選べる設定のグレードもありますが、価格が安いガソリンをオススメします。なぜかというと、ディーゼルの燃費がリッター9.7km、ガソリンがリッター8kmとそこまで違いはないですし、走りに少し違いはあるものの、そこまでこだわらないという人はガソリンでも充分走りを楽しめるとからです。ただ、クリーンディーゼルは自動車所得税と自動車重量税が非課税など、税制面で大きく優遇されているので、購入後、長く乗る予定であればディーゼルをオススメします。

 とりあえずランドクルーザー300に乗ってみたい! と思っている人は、「GX」を選んでみてはいかがでしょうか。

 ということで、ランクルに乗ってきた私が「ランドクルーザー300のオススメグレード」を紹介しました!この記事では最低限押さえておきたいポイントを、動画では重箱の隅をつつくように解説&辛口コメントもしているので、よろしければコチラもご覧ください。

筆者紹介:矢田部明子

 中学生の頃、クルマのメカニズムに興味を持ち工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、クルマに乗るのも大好きで「ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついでいます。最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!

 クルマのメンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

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