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人気売れ筋炊飯器比較 第6回

5〜6万円台の人気売れ筋炊飯器を比較しました

2021年09月17日 09時00分更新

文● 石井和美 編集● ASCII

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食感を調整できる機種も

 ミドルクラスでは、白米・無洗米のほかに玄米、おかゆ、炊き込みごはんなどの人気コースはすべて搭載されています。ほかにすしめしコース、カレーコース(象印マホービンを除く)などもあり、メニューが豊富です。また、まとめてごはんを炊いて冷凍するのであれば、冷凍モードがあると便利です。

 白米で食べているのであれば、「しゃっきり」「もちもち」など調整ができるタイプを選んでおくと、購入後に自分好みの食感に合わせられるので安心です(タイガーは水加減の調整のみ)。なお、今回試したミドルクラスには、「コシヒカリ」「ひとめぼれ」といったお米の銘柄を指定して炊き上げるコースは搭載されていません。

使いやすさは結構ばらつきがある

 「蒸気カット」があることで指名買いも多いという日立の炊飯器は便利でした。場所を選ばず、どこでも使えます。気になったのはフタを閉めるときで、圧力系の日立と象印は閉めるときにグッと力を押し込まなければならず、少々面倒でした。

 コースの選択はタイガーがシンプルで迷いようがありませんでした。アイリスオーヤマのタッチパネルは軽くさわるだけで操作できるのでラクですが、意図せず反応することがあるので、操作感は好みが分かれそうです。

 ハンドルやしゃもじホルダーなど、細かいところで工夫されており、使いやすさと感じたのはパナソニックでした。

日立と象印はお手入れがラク アイリスは内釜が重い

 蒸気キャップがない日立、象印はパーツが少ないのでお手入れがラクです。

 ごはんを炊く頻度が高い方は、内釜の重さにも注目してください。今回、一番重いアイリスオーヤマが2kg弱、一番軽い象印が約650gと大きな差がありました。炊飯前は内釜の重さに加えて水とお米の重さも追加されるので、重いものはずっしり。

 まとめて炊く方はあまり気にしなくてもいいのですが、毎日ごはんを炊く方は家電量販店等で実際に内釜を持ってみることをおすすめします。

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