AMD Ryzen 7 5700Gで自作するならGIGABYTEのMini-ITXマザーが最適
第3世代Ryzen APUが登場!
GIGABYTEのMini-ITXでさっそく組んでみた!
AMD Ryzen APUの最新世代となる「Ryzen 7 5700G」と「Ryzen 5 5600G」の発売がスタートした。オフィスワークやリモート学習などの日常用途から、写真編集やオープンワールド型RPG「原神」などのライトゲームのプレイまで、さまざまなことに使える万能プロセッサーだ。
CPUコアにZen3アーキテクチャーが採用された期待の新星となるRyzen 5000Gシリーズのパフォーマンスは、すでにKTU氏がレビュー記事でお伝えしているとおり、Zen3化の影響で魅力ある性能を発揮している。
そんなRyzen APUを使ったPC自作と言えば、コンパクトPCでキマリ。最新Mini-ITXマザーボードを使えば、将来的なビデオカードの搭載を含め、最大10Gbpsの転送速度を発揮するUSB3.2 Gen2や、2.5G LAN、Wi-Fi6といった新世代インターフェースを活用できる。
そのうえ、スタイリッシュなデザインに、3スロット占有ビデオカードの搭載や縦配置のサポートなどといった自由度の高いレイアウトを実現するなど、Mini-ITX規格のPCケースの選択肢は非常に充実。コンパクトPC自作は、なかなかおもしろくなっている。
そんななか、ASCII.jp編集担当のデスク後ろに、冷蔵庫PCなどで使われたGIGABYTEのMini-ITXマザーボード「B550I AORUS PRO AX」などが、「僕でRyzen 5000G搭載のコンパクトPCを組んでみて」と言わんばかりに積まれていた。
さっそく担当編集に話を通し、編集部にあった各種パーツをお持ち帰り。筆者が所有するコンパクトPC自作の鉄板Mini-ITX PCケースのひとつであるCooler Master「MasterBox NR200」を使って、「Ryzen 7 5700G」搭載のコンパクトPCを組んでみた。
Ryzen APUと相性抜群のマザーボード
「B550I AORUS PRO AX」
Ryzen 7 5700Gを使ったコンパクトPC自作のマザーボードに使ったのは、たまたま編集部にあったB550チップセットを採用するGIGABYTE「B550I AORUS PRO AX」だが、このマザーボードは、6+2フェーズの電源回路に、大型ヒートシンク&放熱性裏面ベースプレートや、PCIe4.0対応NVMe M.2 SSDとの組み合わせも安心の大型ヒートシンクを装備している。
さらにWi-Fi6と2.5ギガビットLANに、ゲーミング向けマザーボードでおなじみのRealtek製オーディオチップ「ALC1220-VB」と、スペックや機能にスキのない1枚になっている。そのうえ、B550チップセットを搭載するMini-ITXマザーボードのなかで最安値と、Ryzenで小型PCを自作するにあたってこれほど最適な製品はない。