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VRで成歩堂龍一と「異議あり!」できる!? VRアトラクション『逆転裁判 VR20号事件』体験レポート

2021年08月03日 13時10分更新

文● 高橋佑司 編集● ASCII

 カプコンが手掛ける『逆転裁判』シリーズといえば、2001年にゲームボーイアドバンス用ソフトとして初めて登場したタイトル。主人公の弁護士「成歩堂龍一」として法廷に立ち、絶体絶命に追い込まれた無実の被告人を救うべく戦う異色の“法廷バトル”ゲームとして人気を博している。「異議あり!」の名ゼリフを耳にしたことがある人も多いだろう。

 現在ナンバリングタイトルとしては『逆転裁判6』までリリースされており、そのほかにも『大逆転裁判』『逆転検事』といったスピンオフタイトルも多数販売されている。PlayStation 4やNintendo Switch、Xbox One、3DSといったコンシューマー機に加え、Steamやスマホアプリで展開しているタイトルもある。

 そんな本シリーズからなんと初のVRアトラクションが登場した。その名も『逆転裁判 VR20号事件』。7月19日より石川県の体験型アミューズメント施設「MIRAINO イオンモール白山店」内の「VR-X」にて稼働している。今回、本作を体験させてもらうことができたので、どういったゲームなのかをレポートしていこう。

※本レポートは東京都内の体験会場にて取材を行なった際のものです。
※掲載のゲーム画像は実際のプレイ時に見えているゲーム画面と見え方が異なる場合があります。

プレイ時は「Oculus Quest 2」を使用して遊ぶ

 『逆転裁判』のVRアトラクションと言われてまず思い浮かぶのは、「VRで何をするんだろう?」といった部分だろう。FPSやアクションゲームなどはVRにした際のイメージもつきやすいが、法廷バトルがメインの本作で、どのようにVRで遊ぶのかは気になる人も多いはず。

 本作は、シリーズで言うところの「法廷パート」ではなく、「探偵パート」をVRで体験するものだ。『逆転裁判』シリーズは、裁判で証人や検事のウソを暴き、事件の真相を明らかにしていく法廷パートのほか、事件の関係者や現場を調べて証拠を集める探偵パートが存在する。

 今回のVRアトラクションでプレイヤーが体験するのは、この探偵パートの方だ。VRで再現された殺人事件の現場を調べて証拠を探していくゲームシステムになっている。

視界の隅に映る裁判の様子を見ながら、事件現場で証拠を集めていく

 プレイヤーは、『逆転裁判 蘇る逆転』からシリーズ作品に登場している「宝月茜」の部下でカガク捜査研究所の一員。本作はとある姉妹をめぐる殺人事件が物語の主軸となっており、姉を殺害した容疑をかけられている妹「音無琴葉」を救うため、事件現場を捜査するという流れになっている。

宝月茜らシリーズお馴染みの登場人物がVRで目の前に

 プレイ中には、本編主人公の成歩堂龍一も登場。成歩堂は音無琴葉の弁護のため裁判をしている真っ只中であり、証拠が足りずに苦境に立たされている。プレイヤーは証拠を見つけて彼を逆転に導くのが目的だ。

カガク捜査ゴーグルで検出光線を当てると、証拠が浮かび上がる

 プレイヤーは宝月茜の作った「カガク捜査ゴーグル」「カガク捜査ガン」という装備を持っている。カガク捜査ガンは、“検出光線”を発射して壁や家具に残された指紋などの証拠を見つけることができ、さらに見つけた証拠に光線を当て続けることで“スキャン”ができる。一定数の証拠をスキャンすることで、ストーリーが進んでいく形だ。

 カガク捜査ゴーグルでは、裁判の様子が常に映し出されており、証拠を探している最中にもリアルタイムに進行していく。一定時間内に証拠を集められなければゲームオーバーになってしまう。

見つけた指紋をスキャンして初めて物語が進む

 カガク捜査ガンの光線は照射距離は長くはないので、しっかり動き回りながら捜査しなくてはならない。また、常に撃ち続けられるわけではなく、一定時間打つとエネルギー切れでチャージする必要がある。両手に1丁ずつ持っているので、片方照射して探しながら片方はチャージするという風にすることも可能だ。

 ただし、証拠のスキャンは2丁とも使わないと完了できない。途中でエネルギーが切れたり光線を外してしまったりした場合、また最初からやり直しなので気を付けたい。

 また、捜査中には「お邪魔ドローン」という敵が侵入してきて、こちらの見つけた証拠を抹消しようとしてくる。ドローンに証拠を一定数消されてしまうと捜査がリセットされてしまうため、証拠に近づけさせてはならない。このドローンは検出光線を当てると動きを少し止められるので、証拠を探しながらドローンにも気を配っていく必要がある。

お邪魔ドローンに証拠を消されないように注意する必要がある

 本作は2人プレイに対応しており、1人と2人では見つけなければならない証拠の数が異なる。また、証拠のスキャン時に2人で同時に光線を当てることでスキャンが早くなるといった違いがある。探す場所の役割分担をするなど連携すれば、より早く証拠を集めることなども可能だろう。

2人プレイでは連携が重要

 また、エモート機能があり、ゲーム中に「いいね!」や「どんまい」といったメッセージを送ることも可能だ。シリーズおなじみの「異議あり!」「待った!」「くらえ!」といったエモートや、宝月茜の好物である「かりんとう」を発射するなど、原作ファンがにやりとできる演出も組み込まれている。

 ゲームをクリアすると、成歩堂 龍一のライバルで人気キャラの1人である「御剣怜侍」が登場し、プレイの評価が表示される。スコアーはD~SSランクまであるといい、筆者は体験時にA評価だった。

最後に御剣怜侍からの評価が

 この時に御剣怜侍からコメントをもらえるのだが、このセリフは評価やプレイ時の行動によって変わるとのこと。コンプリートしようとするとSSランクも取る必要があるのだが、なかなか一筋縄ではいかなそうだ。

 ゲームとしてはシンプルな内容だが、裏で進行する裁判の展開を楽しみつつプレイするにはちょうどいい具合だ。シリーズおなじみのキャラクターと協力しながらストーリーを進めていくことで、『逆転裁判』の世界に入り込んだ感覚を味わえるのはVRならではの良さと言える。原作ファンならぜひ遊んでみてほしいタイトルだ。

■『逆転裁判 VR20号事件』概要
・設置店舗:MIRAINO イオンモール白山店内「VR-X」
・営業時間:10:00~21:00(最終受付20:00)
・プレイ料金:1200円/人
・プレイ人数:1~2人
・所要時間:約25分

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