ゲーム性能とともにGPUクーラーが大幅パワーアップ! GIGABYTE「GV-N307TGAMING OC-8GD」ではじめる快適ゲーミング

文●藤田 忠 編集●北村/ASCII

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定番ベンチマークと主要ゲームタイトルで
パフォーマンスをチェック

 手始めは、「3DMark」や「ファイナルファンタジーXIV」、「ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス」の公式ベンチマークのスコアーを見ていこう。

 「ファイナルファンタジーXIV」は、11月23日発売予定になっている最新拡張パッケージ「暁月のフィナーレ」のベンチマークとなる「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」を実行している。

 「漆黒のヴィランズ ベンチマーク」とスコアーや平均フレームレートに大きな変化はないが、8×3の総勢24人で挑むアライアンスレイドなど、高負荷プレイを加味して、各種指標のスコアー値が変更され、これまでの7000スコアー以上だった"非常に快適"は、1万5000スコアー以上になっているので注意したい。

 なお、以降は便宜上GV-N307TGAMING OC-8GDをGeForce RTX 3070 Ti、GV-N3070GAMING OC-8GDをGeForce RTX 3070と表記する。

「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」のスコアー指標になる

 まずは「3DMark」のスコアーを見ていこう。テストはDirectX 12を使った「Time Spy」と、DirectX 11の「Fire Strike」を実行。各テストのGraphic scoreまとめている。

3DMarkの結果

 スコアー差は、おおむね9%と大きくはないが、CUDAコア数の増加やGDDR6Xの採用によるメモリー帯域幅のアップなどの効果で、GeForce
 RTX 3070からスコアーを伸ばしている。

 続いての「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」は、画質「最高品質」でフルHD、WQHD、4Kの3種類の解像度で実行。スコアーとともにレポートに記載されている平均フレームレートをまとめている。

「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」のスコアー

「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」の平均フレームレート(単位:fps)

 「3DMark」と同じく、GeForce RTX 3070 Tiがスコアー、平均フレーレートともに伸ばしており、フルHD、WQHD解像度では5%程度だが、4K解像度では12%アップもしている。

 「ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス」ベンチマークも、最高画質となる「6:ウルトラ」で実行している。スコアーは1万1以上で、快適に動作するスコアーとなっている。

「ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス ベンチマーク」の結果

 グラフィックエンジンを一新し、キャラクターなどの表現が進化した「ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス」。4K解像度では7917スコアーと、標準的な動作になるが、フルHD、WQHDでは1万スコアーを余裕で超えている。

 GV-N3070GAMING OC-8GDから、フルHDでは約8%だが、WQHDで約16%、4Kでは約19%もスコアー差を付けている。高解像度でGDDR6Xによるメモリー帯域幅の増加など、RTX 3070 Tiの強みが出たのかもしれない。

フルHD@240Hz駆動を狙えるeスポーツ系タイトル

 続いては、eスポーツでおなじみのゲームタイトルとなる「レインボーシックス シージ」、「エーペックスレジェンズ」、「フォートナイト」の3タイトルでチェックだ。

 「レインボーシックス シージ」は、APIにVulkanを使用し、画質は「最高」(レンダリングのスケーリング 100)に設定して、ゲーム内ベンチマークを使用している。解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類だ。

「レインボーシックス シージ」のフルHDでのフレームレート(単位:fps)

「レインボーシックス シージ」のWQHDでのフレームレート(単位:fps)

「レインボーシックス シージ」の4Kでのフレームレート(単位:fps)

 3D負荷が低めなライトゲームだけあってオーバースペック気味だが、4K解像度でもリフレッシュレート144Hz張り付きプレイを狙えるパフォーマンスになっている。4Kや3440×1440ドット、さらには32:9の超ウルトラワイドな5120×1440ドットでのプレイも可能だろう。また、RTX 3070搭載のGV-N3070GAMING OC-8GDからは、ここまでと同じく9%程度パフォーマンスがアップしている。

 2つ目のタイトルは「エーペックスレジェンズ」だ。画質は「テクスチャストリーミング割り当て:極(VRAM:8GB)」や「アンチエイリアス:TSAA」など、最高設定に設定。ゲーム標準の144fpsの上限を外した状態で、「射撃練習場」の一定ルートを移動した際の60秒間のフレームレートを「CapFrameX」で記録している。

「エーペックスレジェンズ」のフルHDでのフレームレート(単位:fps)

「エーペックスレジェンズ」のWQHDでのフレームレート(単位:fps)

「エーペックスレジェンズ」の4Kでのフレームレート(単位:fps)

 4K解像度の平均フレームレートは110fpsと、144fpsは下回ってしまうが、WQHDで平均180fps、最小1%(パーセンタイル点)は147.90fpsと144Hzプレイが可能になっている。

 3タイトル目は、定番ゲームの「フォートナイト」を使って、GeForce RTX 3070 Tiのパフォーマンスを見ていこう。

 APIはデフォルトのDirectX 11を使用し、画質は「最高」(3D解像度 100%)に設定している。計測はリプレイデータを利用し、60秒間のフレームレートを「CapFrameX」で記録、抽出している。なお、「フォートナイト」はシーズン7のv17.00からPC版のビジュアルがアップグレードされ、「最高」設定時の負荷が増えているため、これまでの「最高」と同じ画質になるという「高」(3D解像度 100%)のフレームレートも計測している。

「フォートナイト」の画質最高設定、フルHDでのフレームレート(単位:fps)

「フォートナイト」の画質最高設定、WQHDでのフレームレート(単位:fps)

「フォートナイト」の画質最高設定、4Kでのフレームレート(単位:fps)

「フォートナイト」の画質高設定、フルHDでのフレームレート(単位:fps)

「フォートナイト」の画質高設定、WQHDでのフレームレート(単位:fps)

「フォートナイト」の画質高設定、4Kでのフレームレート(単位:fps)

 草などの描写や、影の品質の向上など、アップグレードされた「最高」画質設定では、144Hz駆動ゲーミングはフルHD解像度までになるが、これまでと同じ画質となる「高」なら、WQHDで144Hz駆動でのプレイが可能になっている。

 ここまでのゲームタイトルすべてに言えるが、GeForce RTX 3070 Tiは、GeForce RTX 3070から、しっかりとフレームレートを伸ばしている。ゲームや解像度によっては最小1%の値が144fpsに達することもあるので、より確実に高リフレッシュレートでのプレイを狙えると言える。

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