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iOSやmacOSの進化が見えた! 「WWDC21」特集 第18回

iPhone「iOS 15」パブリックベータを体験! 即戦力になる機能はこれだ

2021年07月14日 09時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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コントロールセンターから集中モードを素速く切り換えられる

集中モードを上手に使いこなしたい

 スマホの存在を片時忘れて仕事や勉強、眠ることなどに集中するという“当たり前”のことが最近では難しくなった。スマホを肌身離さず身の回りに置いてしまうからだ。iPhoneが防水対応になってから、筆者もたまに長風呂をする時には欠かさず浴室に持ち込んでしまう。枕元で電子書籍や動画、SNSまでチェックし始めるとなかなか眠りに就けない。スマホから自由になる時間を意識的につくることが必要だ。

 iOS 15から新しく加わる「集中モード」を上手に使えば、“スマホ離れ”ができそうだ。設定アプリに並ぶ「集中モード」をタップして、任意のモードを「いつ」「どんな」タイミングで発動させるかを決める。モードをオンにしている間はアプリからアラートや通知が届かなくなるので、眠ることも含めて自分のやりたいこと、やるべきことに集中できる。ユーザーが任意の集中モードをカスタマイズして保存することも可能だ。

設定から集中モードの詳細がカスタマイズできる。スマートアクティベーションは指定の時間・場所・アプリを開いた時など条件を決めて集中モードを起動するための機能

 ただ、ユーザーが意図的に集中モードの“抜け道”をつくることもできてしまう。例えば仕事モードの間も、同僚やクライアントからの連絡を断ち切るわけに行かない場合もある。モードの設定時に「通知を許可」する連絡先とアプリを決めれば良いのだが、さじ加減が難しそうだ。しばらく使い込んでみてバランスのよい設定を見つけるしかないと思う。

 集中モードのオン・オフは、iPhoneのコントロールセンターから素速く切り換えられる。watchOS 8以降はApple Watchからも操作できることを覚えておきたい。

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