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iOSやmacOSの進化が見えた! 「WWDC21」特集 第12回

Apple Musicに「空間オーディオ」登場! 楽しむ方法を徹底解説

2021年06月11日 09時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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Apple Musicに加わった新しいコンテンツ配信、「ドルビーアトモスによる空間オーディオ」と「ロスレスオーディオ」「ハイレゾロスレスオーディオ」の楽しみ方を紹介する

 アップルの定額制音楽配信サービス、Apple Musicに「ドルビーアトモスによる空間オーディオ」を含む3つの新しいコンテンツが6月8日から加わった。従来の利用料金を据え置いたまま、一段と充実したApple Musicの新コンテンツを上手に楽しむ方法を解説しよう。

 今回Apple Musicに追加されたコンテンツは「ドルビーアトモスによる空間オーディオ」と「ロスレスオーディオ」、そして「ハイレゾロスレスオーディオ」だ。アップルの製品をシンプルに組み合わせて楽しめるものから、外部オーディオアクセサリー機器を足すことによってリスニング環境のグレードアップが狙えるものもある。それぞれを詳しく解説する。

ドルビーアトモスによる空間オーディオ対応コンテンツは数千曲以上

 米ドルビーラボラトリーズが開発した立体音響技術のDolby Atmosをベースに制作した音楽コンテンツが、Apple Musicに数千曲以上加わった。その効果はまるでライブのステージ、音楽フェスの会場に足を運んで、アーティストの演奏を目の前で聴いているような広がり豊かな音場感が楽しめるところにある。ここまで沢山のバラエティにも富むサラウンド音楽コンテンツを揃えた定額制音楽配信サービスは、Apple Musicのほかに今はない。新作タイトルは今後も続々と増える予定だ。

 Apple Musicの「ドルビーアトモスによる空間オーディオ」(以下:空間オーディオ)に対応する音楽コンテンツが再生できる機器は、サービス開始当初はすべてアップルの製品に限られる。Androidのデバイスは後日の対応を予定しているようだ。

 iPhone、iPadは内蔵スピーカーでApple Musicの空間オーディオコンテンツが再生できるし、ヘッドホンやイヤホンを使えば屋外も場所を選ばずに、伸び伸びと聴ける。当然Macも対応機器の中に含まれる。さらにMacBookシリーズならば屋内・屋外を問わず柔軟な楽しみ方ができそうだ。

Apple TV 4Kにドルビーアトモス対応のオーディオ機器につなぐとリビングルームでApple Musicの「空間オーディオ」コンテンツが楽しめる

 自宅など部屋の中で楽しむならば、Apple TV 4Kが便利。空間オーディオに対応するコンテンツをApple TV 4Kで聴く場合も、ドルビーアトモス再生に対応するサウンドバーやサラウンドアンプ、スマートテレビにHDMIケーブルで接続するだけでいい。または既に生産を完了しているがスマートスピーカーのHomePodがある。

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