第4回 VAIO Z購入記、買ったからには徹底的に使いこなしてレビューする

いろいろ悩んだ末に楽天モバイルにしてみた

VAIO Zに最適な5G SIMを探す、選ぶならどのブランド? 接続は大変/カンタン?

文●飯島範久 編集●ASCII.jp編集部

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とくに設定不要であっさり接続。5Gの速度は……

 届いた包みには、SIMと冊子が入っていて、iPhoneとAndroidスマホでの利用方法は解説されていたが、Windowsマシンでの利用方法については一切記載されておらず……。ただAPNの情報は記載されていたので、これを入力すれば大丈夫なはずだと、早速VAIO Zに挿してみた。

iPhoneとAndroidスマホで利用するための解説冊子にSIMが届いた

SIMの挿入方法は從來形式と同じ。サイズはnanoSIMだ

 SIMを挿して電源を入れると、すでに接続ずみ。情報を調べてみると、RakutenのAPN設定がちゃんとなされていた。あまりにもあっさりすぎ。以前のDMMモバイルのときはAPNを手動で入力していたのだが、楽天モバイルはまったくそんな必要はなかった。

自宅にて。LTEの表記はあるが、タスクトレイのアイコンではアンテナ表示のみなので、 どちらでつながっているのかわからない

 あっさりつながったので、早速どの程度の速度が出るのか、Speedtestアプリを使って計測してみた。もちろんLTE(4G)だ。結果は、下り32MB/秒、上り20MB/秒だった。

Speedtestアプリで計測。楽天モバイルのLTE接続ではこのくらいだった

 そして5Gだとどのくらいの速度がでるのか、なんとか近所にあった5G対応エリアへ出向いてみた。アンテナが立っていて、ミリ波とsub6に対応しており、エリアマップから推定するとミリ波は半径50mほど、sub6は100m×200mほどの範囲だろうか。1箇所のアンテナでこの程度の範囲で指向性もあると、今後どうしていくんだろうと思ったり。

5G対応エリアとなっている場所に立っていたアンテナ

 VAIO Z搭載のモジュールはsub6対応で楽天モバイルが使用しているバンドはn77。LTEと5Gとの切り替えは自動で、5Gの電波を拾うとそちらを優先して接続するようだ。

5Gとの表示が。ただ対応エリア内を少し歩いてみたが、5本立つことはなかった

 ただ、表示されるアンテナの本数は、LTEだと5本立つのだが、5Gだとアンテナ近くにも関わらず5本中3本しか立たなかった。それでも、Speedtestで計測してみると下りは爆速だ。VAIO Zのアンテナの性能も効いているかもしれない。

5G接続時の結果。LTE接続とは段違い

 LTEだとここまでの数値は出ないので、5Gが安定して当たり前のようにこの速度がでるなら、1Gbps程度の光回線は不要となるだろう。ただし、そのぶん通信容量も増大するので、無制限定額じゃないと通信料が怖くなる。現に、今回も何度か速度をテストするだけで、簡単に3GBに達してしまうぐらいだ。

 このように、VAIO Zで5G接続は、なんの苦労もなくSIMを挿すだけという手軽さ。5GもLTEもスムーズに切り替えてくれたので、たまたま5Gエリアだった、というときでも最敵な回線で通信できるはずだ。

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