6本のヒートパイプとアルミフィンで構成されたGPUクーラー
続いては、GPUクーラーを見ていこう。6本のヒートパイプがベースプレートから2つのヒートシンクブロックにつながっている。メモリーや電源回路部には熱伝導パッドを備え、各部の熱をクーラーに効率よく伝えるようになっている。また、メモリー実装部の裏に位置するバックプレートには、熱伝導パッドが貼られており、高発熱なGDDR6Xメモリーチップの冷却を助けている。
冷却性能や静音性をメインに
そのパフォーマスをチェック
Ryzen 9 5900Xを搭載したPCに取り付けて性能をチェックしていこう。GeForce RTX 3080 Tiのゲーミングパフォーマンスは別の記事でお伝えしているので、ここではGPUクーラーの冷却性能や静音性をメインに見ていく。
ビデオカードの消費電力指標であるTGP(Total Graphics Power)の最大値は、「GeForce RTX 3080 Ti Founders Edition」におよばないが、最大GPUブーストクロックは、同じ1665MHzだ。ゲーミング中の実ブーストクロックは冷却性能で変わってくるが、おおむね1800MHz台で推移すると思われる。
テスト環境 | |
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CPU | AMD「Ryzen 9 5900X」 (12コア/24スレッド、3.7~4.8GHz) |
CPUクーラー | ARCTIC「Liquid Freezer II 280 Rev.4」 (280mmラジエーター) |
マザーボード | MSI「MEG X570 UNIFY」 (AMD X570、ATX) |
メモリー | G.SKILL「F4-3600C16D-32GTZNC」 (DDR4-3600、16GB×2) |
ビデオカード | Palit「GeForce RTX 3080 Ti GamingPro」 (GeForce RTX 3080 Ti、GDDR6X 12GB) |
SSD | Western Digital「WD_Black SN850 NVMe WDS200T1X0E-00AFY0」 (PCIe4.0 NVMe、2TB) |
電源ユニット | Cooler Master「V850 GOLD」 (80PLUS GOLD、850W) |
OS | Microsoft「Windows 10 HOME」64bit版 (Windows 10 October 2020 Update適用) |
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