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四本淑三の「ガレージ・ギークス!」 第5回

電動vs.人力 タイヤ交換の戦い

2021年04月25日 12時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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■充電式インパクトの基準タイムを測る

 まずはインパクトレンチのパフォーマンスを確認しておきたい。

 使った工具はマキタの充電式「TW700D」と、フル充電のバッテリー「BL1830」。ソケットはKo-kenのインパクトホイールナット用ソケット「14201M」の17mmを使用。ホイールナットの締め付けトルクは127Nm。

 これでナットを外してみた。インパクトの動作設定はフルスピード。タイムの計測はナットにソケットが当たってからナットが抜けるまで。普段の作業に近いタイムを得るため、手順を間違えない限りトライは3回までとし、そのうちもっとも良いタイムを採用した。

 結果は2.6秒。打撃開始からナットが抜けるまで1秒もかからないが、半掛けにならないようソケットを確実に押し当ててからトリガーを引くと、これくらいはかかってしまう。

 次にナットを締めてみる。これはあらかじめナットを仮止めした状態からスタートした。TW700Dの設定はオートストップモード1。タイムの計測はナットにソケットが当たってからトルクレンチが規定値に達するまで。トルクレンチはスエカゲツール の「SA40TR」、ソケットはエーモン「6817」を使った。

 結果は8.1秒。インパクトでの仮締めは1秒もかからないが、トルクレンチとの持ち替えに時間を要した。なるほど、ハンドツールならここで時間を詰める作戦が使える。

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