周囲の磁場くっきり、初撮影チームがブラックホール最新画像を公開

「イベント・ホライズン・テレスコープ」プロジェクトの科学者らは新たな画像を公開した。2019年に公開した超大質量ブラックホールの画像を鮮明化したもので、ブラックホールがどのように物質を吸い込んで成長するのかを解明するための手がかりとなるだろう。
過熱するNFTブーム、 最後に笑うのは誰か?

ブロックチェーン技術を利用してアーティストのデジタル作品などに資産価値を与える「NFT(非代替性トークン)」が注目されている。だが、NFTは本当にアーティストに利益をもたらすのだろうか、それとも、裕福な暗号通貨保有者をさらに裕福にするだけなのだろうか。
生命誕生、「落雷」きっかけか? 生命探索に新たな視点

地球上の生命の誕生に落雷が関係している可能性が新たな研究によって示された。この研究は火星での生命探索にも影響を与えるかもしれない。
デマにどう対処するか? 公聴会で問われたザッカーバーグの返答

フェイスブックのおすすめアルゴリズムは、政治的二極化を助長していることが繰り返し指摘されている。米議会は3月25日に公聴会を開いて、同社のマーク・ザッカーバーグCEOにプラットフォーム上に蔓延するデマや誹謗中傷にどう対処しているのかを尋ねた。
コロナ禍で相次ぐトラブル、政府のシステム構築はなぜ難しいのか?

新型コロナワクチンの配布や接触追跡など、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにおいて、大規模なテクノロジー・プロジェクトを成功させることの難しさが明らかになっている。状況を変えるには何をすべきか。専門家たちに話を聞いた。
Xプライズ創設者主催のイベントで集団感染、ニセ治療薬も販売か

シンギュラリティ大学やXプライズ財団の共同創設者であるピーター・ディアマンディスは、自身が主催の超富裕層向けイベントでクラスターが発生した後、ペプチド注射や羊水といった新型コロナウイルス感染症の偽治療を推奨していた。
ワクチン普及阻む「超低温」輸送問題、解決へ2つのアプローチ

新型コロナワクチンが開発された今、超低温での保存を必要とするワクチンをいかにして世界の隅々まで行き渡らせるかが問題となっている。科学者やエンジニアは、ワクチン処方の変更と、コールドチェーンの変更の2つの方法で、解決策を探っている。
瓶の中で12日間育てられた 「マウスの胚」 人工子宮の扉は開くか

イスラエルの研究者が、子宮外での哺乳類胚の培養記録を更新した。ヒト胚に応用できる可能性があるといい、倫理的な問題が山積みの「人工子宮」研究に影響を与えそうだ。
MITテクノロジーレビューのムック

人類共通の指針となった「SDGs(持続可能な開発目標)」。今、世界中の企業や機関の技術者・研究者たちが各地で抱える社会課題を解決し、持続可能な世界の実現へ向けて取り組んでいます。
マサチューセッツ工科大学発のテクノロジー・メディア「MITテクノロジーレビュー」日本版Vol.2では、気候変動や貧困といった地球規模の課題の解決策としての先端テクノロジーに焦点を当て、解決に挑む人々の活動を取り上げます。また、日本企業がSDGsを経営にどう取り入れ、取り組むべきか、日本が国際社会から期待される役割について、専門家の提言を紹介します。
企業の経営層や経営企画部門、シンクタンク、政府関係者など、SDGsの推進に関わる方の情報収集におすすめの1冊です。

この連載の記事
- 第189回 「アルファ碁」次は「タンパク質構造予測AI」/サウジが「不老」に投資
- 第188回 中国のトップ・インフルエンサーが一夜にして転落/AIが描き出す驚きのアート作品
- 第187回 暗号資産で「お金配り」/新型コロナ12カ月後でも3分の1に症状
- 第186回 中国のGitHub、コードを検閲・遮断?/グーグルのAIが描く「パンを作るパンダ」
- 第185回 「ペロブスカイト太陽光電池」、実用化はいつ/新型コロナ 中国が「消毒」にこだわる理由
- 第184回 暗号通貨に「冬の時代」/しつこい「かゆみ」の悪循環の仕組みを解明
- 第183回 メタ「GPT-3並み」大規模言語モデルを無償提供/AIでは経済成長できない理由
- 第182回 Twitterのオープンソース化が危うい理由/ノーベル賞ダウドナ教授インタビュー
- 第181回 次に来る技術 「老化時計」とは/MIT発のプラスチック電池ベンチャーが製品投入
- 第180回 MITTRが選んだ「世界を変える10大技術」/135億光年かなたの銀河候補を発見
- 第179回 脳インターフェイスで意思を伝達/アルファ碁の開発者が作りたかったAI
- この連載の一覧へ