I/Oサイズ512KB以降では書き込み速度が1000MB/秒超え
もう1つ、I/Oサイズを変化させてストレージ転送速度を計測する「ATTO Disk Benchmark 4.0.0f1」アプリでもテストしてみた。
結果は、I/Oサイズが512KB以降だと、書き込み速度が1000MB/秒超え、読み込み速度も980MB/秒を超える結果となった。これはCrucial X8と比べても遜色のない値だ。
2.29GBの動画ファイルを約4秒で転送できる爆速さ
では、実作業ではどうなのだろうか。ファイル転送にかかった時間も計測してみた。1つは2.29GBの動画ファイル、もう1つは1576枚のRAWファイル(1ファイルあたり約60MBでトータル90.5GB)だ。前出のVAIO Zで計測している。
結果は、2.29GBの動画ファイルでは、約4秒で読み書きが完了する爆速さ。この程度のファイルサイズだと、Curcial X8との差は微々たるものだ。一方、1576枚のRAWファイルを一気に転送すると、かなりの差がついた。それでも、SSDからPCへは約188秒(3分8秒)と、かなり短時間で完了する。
速度変移を見てみると、SSDからPCへはかなり安定していた。しかしPCからSSDへの転送時は少々上下動がある。これは、転送中にPCのファンが作動したので、おそらくPC側の問題だろう。Curcial X6のボディーを触ってみたが、SSDからPCへもPCからSSDへも、ほとんど温度上昇を感じられなかった。
これらの結果から、たとえば写真編集時に外付けストレージとして本製品を使えば、大容量を確保しつつ、作業効率も損なわないで行なえるだろう。USB 3.2 Gen2以上のインターフェースを備えたマシンという条件はあるが、大量の写真を処理するとき内蔵ストレージを逼迫させずに作業できるため、かなり有効だ。


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