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四本淑三の「ガレージ・ギークス!」 第1回

マキタvs.ハイコーキ バッテリーで選ぶならどっちだ ハイコーキ編

2021年03月13日 12時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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■Bluetooth対応バッテリーでカスタム設定できる

 マキタにないバッテリーの機能としては、Bluetooth対応がある。型番の末尾に「B」のつくバッテリーがBluetooth対応機。集塵機と連動できるので木工工作に便利だ。工具側が対応していればスマホと接続し、アプリで細かい動作設定ができる。

 アプリに対応しているのは今のところインパクトドライバーの「WH36DC」のみだが、プリセットまかせだった工具の設定が自由にできるのは新鮮だ。

■停電してもスマホに充電できる

 ハイコーキがマキタより優れている点として、よく言われるのが充電時間の短さ。これは36Vになっても同じで、36V2.5Ahのバッテリーのメーカー公表値で比較するとハイコーキは現行型の充電器「UC18YDL2」で約25分、マキタは約28分と、ハイコーキの方が3分短い。

 もうひとつマキタとの違いは、充電器に挿したバッテリーでUSB機器に給電できること。つまり停電しても充電済みのバッテリーでスマホの充電ができる。出力は5V2A。マキタの充電器にもUSB端子はあるが、バッテリーから給電する機能はない。

 私は北海道胆振東部地震で3日間のブラックアウトを経験したが、当時はマキタしか家になく、しかもUSBアダプタを持っていなかった。おかげでフル充電のバッテリーを前にほぞを噛んだ記憶がある。ハイコーキなら使わないバッテリーを充電器に刺しておくだけ。これは心強い。

 次回はマキタのバッテリーシステムについて。なかなか複雑な展開になっているが、さすがとうなるところもあり、さらに悩ましい。

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