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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第89回

ペーパードライバーに最適な1台を探せ!

日本一売れている理由を知るために、運転初心者・寺坂ユミがHonda「N-BOX Custom」と「eKクロス スペース」に試乗

2021年03月07日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●寺坂ユミ(@129Ym_afilia) 編集●ASCII

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eK クロス・スペースとN-BOX Customをチェックするぞぉ! と意気込む、ゆみちぃ部長

 「クルマに乗って、富士急ハイランドに行ったり、長野にある有名なサウナに行ってみたい」と夢を語るのは、アイドルユニット「純情のアフィリア」に所属する「ゆみちぃ」こと寺坂ユミさん。そんな話を聞いたASCII.jp編集部は、寺坂ユミさんに最近のクルマに触れてもらい、物欲をグリグリ刺激、最終的にはクルマのオーナーになってくれたらいいな、という企画を思いつきました。名付けて「純情のアフィリア 自動車部」発足です。

日本で一番売れているのは
ハイトワゴンタイプの軽自動車

 勢いよく企画をスタートさせたはいいのの、ゆみちぃ部長はクルマについて明るくないどころか「免許を取った時は運転していたんですけれど、上京してからはまったく乗ってません」という完全なペーパードライバーです。たしかに都内は公共交通機関が発達していますし、駐車場代をはじめとして、車を所有するのはお金がかかります。

 そこで第一回は、初めての方でも安心な運転しやすいクルマということで、スーパーハイトワゴンタイプと呼ばれる軽自動車を2台用意しました。軽自動車ですから、ボディーサイズは小さく取り回しが容易。ワゴンタイプですから、視界も高くて広いので運転しやすいのです。さらにソナーやバックカメラなどが満載。初心者の方でもラクラク、というわけ。実際、このタイプのクルマは人気で、各自動車メーカーから力作が揃うレッドオーシャンとなっています。

日本一売れている軽自動車
Honda「N-BOX Custom」

Honda「N-BOX Custom」(201万9600円~)

 その中でHondaのN-BOXシリーズは、新車販売台数においては4年連続、軽四輪車新車販売台数においては6年連続の首位獲得した「日本で一番売れている」クルマ。ちなみに昨年、日本国内の新車販売台数約450万台のうちN-BOXの出荷台数は19万5984台。ざっくり25台に1台はN-BOXという計算になります。どうりで見かけない日がないわけです。

 そんなN-BOXですが、昨年12月末にマイナーチェンジ。より魅力的な1台へとバージョンアップしました。そこで、栄えある最初のクルマにふさわしいということで、HondaのN-BOX Customをチョイスしたのです。

 N-BOXはノーマルモデルのほか、力強い外観が与えられた「Custom」の2種類がラインアップされています。今回用意したのは、Customの方。ゆみちぃ部長は「なんか真四角って感じで、ボディーカラーが黒ということもあって、精悍なイメージがありますね」との評価。ちなみに、ノーマルモデルはこんな感じ(下記の写真)。かなり印象が異なります。

Honda N-BOX(142万8900円~)

 運転席に座るゆみちぃ部長。「ハンドルを握るの、久しぶりです」と笑顔でドライビングポジションを合わせます。ゆみちぃ部長は公式プロフィールによると身長161cmとのことで、座布団などを敷かずとも問題ナシです。

N-BOXの運転席に座るゆみちぃ部長

N-BOX Customのインテリア

N-BOXの運転席ドアを開けたところ

運転席と助手席のシートまわり

ハンドルまわり。右側ステアリングコラムには、自動運転レベル2相当のクルーズコントロール機能設定スイッチを設ける

メーターの下に収納スペースが設けられている

助手席に設けられた広いトレイに満足!

3系統のUSB端子を設ける。そのうち2系統は2.5Aと急速チャージにも対応

助手席側の収納。引き出し式のドリンクホルダーも用意されているほか、足元には小物入れも

 「室内も黒いんですね。メーターパネルの前に収納スペースがあるのって面白いですね」と早速室内を観察。その中で「助手席の収納スペースが、とても広いですね。しかもUSBの充電ポートが3ヵ所も! しかもそのうち2つは2.5A対応ですから、タブレットも充電できるのがいいです」と、電脳部で鍛えられた目が光ります(純情のアフィリア電脳部<はみ出し版>)。

ドアノブ付近の木製パネル。よく見るとツイーターが付いている!

 「あとドアノブの木製パネルが可愛いですね。ツィーターもついているし」と、さすが現役アイドル、音に対するコダワリもみせてくれます。

スライドドアを開けると、広々とした後席が姿を現わす

テーブルに満足のゆみちぃ部長

 驚きは後席。「凄く広いですね。それに床がフラットなんですね」と驚きの表情を見せるゆみちぃ部長。さらに運転席の後ろなどにテーブルがあることにも驚いて「まるで新幹線のシートみたいですね」とも。テーブルには、ペットボトルにピッタリなドリンクホルダーも用意されています。

座面を持ち上げれば、広い荷室スペースに早変わり!

なんなんですかコレ!? と驚くゆみちぃ部長

 驚きは、後席の座面が持ち上がり、広い荷室スペースへと変わったこと! これならスライドドア側から多くの荷物が収納できるので便利。「こんなことができるんですか!」とゆみちぃ部長。ちなみにHondaのFITというコンパクトカーも、このような機構があるのです。

後席の荷室スペース。後席は前後への移動が可能

後席を倒したところ

フルフラットなので、ちょっとした休憩スペースとしても活用できる

 後席のバックドアを開くと、荷室スペースが現れます。後席は前後にスライドできますので、荷室スペースの拡張が可能。さらに後席シートを倒せばフラットに。自転車など大きな荷物はもちろんのこと、ドライブで疲れたら足を伸ばして……という使い方もできます。

N-BOX Customを運転するゆみちぃ部長

 では運転してみましょう! 久しぶりの運転にドキドキのゆみちぃ部長。周囲も「事故だけは……」とドキドキです。まずはパーキングブレーキを解除。サイドブレーキを探しますが、見つからず。実はブレーキペダルの左側にサイドブレーキがあります。

フット式のパーキングブレーキ

やや緊張した面持ちのゆみちぃ部長

 まだゆみちぃ部長がペーパードライバーということもあり、クルマをぶつけても、事故っても困るので、今回は一般道には出ずに、広い駐車場を使って駐車の練習をしてもらいました。最初は慎重に運転するゆみちぃ部長。そして最後まで慎重に運転して、一休み。そしてまた運転と、楽しんでいたようです。

Hondaマークを指さす、ゆみちぃ部長

 降車後、「運転って面白いですね」と笑顔で応えるゆみちぃ部長。「家のクルマと色々と違うんですね。特にシートアレンジが凄いですね。自動運転とかも付いているそうで、いつか試してみたいですね」とクルマに興味を抱かれたようです。

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