2020年の2月に"本命 Android版 E Inkデジタルペーパータブ「BOOX Max 3」を衝動買い"と題して、標準的なリーガルパッドを切り取ったサイズ(実測 216×272mm)とほぼ近い13.3インチサイズのE Ink筆記画面(実測 201×269mm)を持つ、「BOOX Max 3」をご紹介した。
あれから約1年。今回ご紹介する「BOOX Note Air」はこのモデルをよりパワフルにコンパクトに進化させたモデルだ。筆者は過去にソニーの初代電子ペーパーをはじめ、多くを愛用してきた。現在も、ソニーの電子ペーパーとほぼ同じスペックの"富士通製のQUADERNO(クアデルノ)"(A5版サイズ)を使っている。
ソニーや富士通など国内メーカーの電子ペーパー系モデルがユニークなOSを採用し、どちらかといえば自営サーバーを基盤とした教育系や企業系のバーチカルマーケットを目指しているのに対し、BOOXはコンシューマーユーザーもより楽しめ、機能拡張可能なAndroidを採用した意欲的な商品群を発売している。
今回ご紹介するBOOX Note Airはクアルコム8コア(Cortex-A72 + Cortex-A55)CPUを採用し、従来製品と比較して約30%も動作速度を向上し、同時に10%の省電力化を実現しているニューモデルだ。実際に操作してみると、そのパフォーマンスは確実に体感理解できるものだった。

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