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鳥居一豊の「コンパクトスピーカーが好き!!」 第8回

音楽に生命が宿ったかのような音、存在感のある音の厚み

Sonus faber「LUMINA I」で聴く、ベートーベン/交響曲第9番「合唱」

2021年01月24日 13時00分更新

文● 鳥居一豊 編集●ASCII

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専用設計されたドライバーと、独特な構造のバスレフポートを採用

 まずは美しいデザインをじっくりと見ていこう。正面のバッフル板は正面の突き板が4分割されていて、その間を金色のラインが埋めている。上級機でも採用されているデザインだ。トゥイーターを支えるフレーム部分の形状も同様のイメージ。バッフル板は7層の合板で表面の突き板の間にメイプル材を挟んで不要な振動や共振を抑える、外観だけでなく音質にも配慮した作りとなっている。

Lumina Iの前面と背面。上級機のデザインを継承した美しいデザインとなっている。ドライバー周辺にはメタル素材があしらわれており、高級感を醸し出している。背面のスピーカー端子はバイワイヤリング仕様。

 側面と天面、底面は革張り調の仕上げ。独特の質感があり、いわゆる箱形のオーソドックスな形状ながらも、他の小型スピーカーとは異なる雰囲気をまとっている。バスレフポートは下部にあるスタンド部分にある。開口部を前方とすることで、ダイナミックなサウンドを実現しているという。

Lumina Iの側面。写真の左側が前面のバッフル板で、合板であることがわかる。塗装によって積層された板の様子も美しく仕上げられている。

Lumina Iの底面。スタンド部の底はなめし革のような滑り止め加工が施されている。細かな部分の作り込みにはおそれいる。

Lumina Iの天面。革張り調に仕上げられているのがよくわかる。

 トゥイーター、ウーファーのユニットは専用設計されたものを採用。トゥイーターは、同社独自のアローポイントDAD(Damped Apex Dome)技術を採用した29mm径のソフト・シルク・ドーム振動板を採用。振動板の前方にあるパーツがソフトドーム振動板の頂点部分に接しており、ボイスコイルの逆相挙動を抑えている。

トゥイーター部。振動板の前面にあるパーツがDAD技術を採用したもの。

トゥイーターの頂点部分をよく見ると、DADのパーツが点で接触しているのが確認できる。

 ウーファーは口径120mmで、振動板の素材はセルロースパルプと天然繊維を自然乾燥させた素材をベースにしたもの。剛性の高いカスタムメイドのバスケット(フレーム)を使用している。センターキャップ部分にソナス・ファベールのイニシャル「sf」が印刷されているのも洒落ている。

ウーファーと下部にあるバスレフポート。スタンド部分も細かなスリットを持つデザインになっている。

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