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ハイバリューながら高品質なスタンダードPC「THIRDWAVE」の魅力に迫る 第2回

THIRDWAVEブランド開発メンバーにインタビューを実施。「ブランド認知は二の次、使いやすさこそ正義」

“道具”としてのPCの使い勝手向上に全力、THIRDWAVEのスタンダートPCがハイバリューでも高品質な理由を探る

2020年12月24日 11時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

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サードウェーブのスタンダードパソコンブランド「THIRDWAVE(サードウェーブ)」シリーズの開発陣にインタビューを実施。左からサードウェーブ 製品・マーケティング統括本部 製品事業本部 開発部 製品開発課 課長の永田 博志氏、製品・マーケティング統括本部 執行役員 副統括本部長の佐藤 和仁氏、製品・マーケティング統括本部 製品事業本部 プロダクトマネージャーの笠浪 潤氏

 パソコンショップ「ドスパラ」やゲーミングパソコンブランド「GALLEIRA(ガレリア)」シリーズを展開しているサードウェーブでは、プライベートからビジネスまで一般用途向けのスタンダードパソコンブランド「THIRDWAVE(サードウェーブ)」シリーズのデスクトップやノートも販売している。

 最大の特徴は、ハイバリューながら普段使いにおいて不自由なく使えるバランスのいい性能と、一般的な用途に配慮されたデザイン・品質を保っている点にある。

 しかし、周りを見渡してみると、天板に「THIRDWAVE」と書かれたノートパソコンを使っている人は、みたことがない。不思議に思っていたがそれもそのはず。THIRDWAVEシリーズのノートパソコンは、天板にロゴが刻印されていないのだ。

 メーカーにとって、天板のロゴは所有者以外にブランド名を示す大きな役割を果たすと思うのだが、あえてその選択をしないサードウェーブの意図とは何なのか、またハイバリューを実現しながら品質も保つバランスなど、THIRDWAVEシリーズについて気になることが多かったので、今回開発の中枢メンバーにインタビューを実施。サードウェーブ佐藤 和仁氏、笠浪 潤氏、永田 博志氏に話を伺った。

THIRDWAVEブランドのパソコンはハイバリューでもユーザーの“道具”としてしっかり役に立つ製品を目指す

ーーよろしくお願いします。早速ですが、そもそもTHIRDWAVEブランドのスタンダードパソコンは、いつ頃から販売されているのでしょうか。

用途に合わせて最適な性能、使い勝手、品質を模索して製品に反映させていると語る笠浪氏

笠浪 潤氏(以下、笠浪氏):THIRDWAVEブランドは2018年にスタートしましたが、それ以前も「Diginnos(デジノス)」ブランドとしてスタンダードパソコンを展開していました。デスクトップパソコンについては、1992年に開始したオーダーメイドでのPC組立サービスまでさかのぼることができます。

ーー私が想定していた以上に長い歴史があるんですね

笠浪氏:そうですね。その歴史の中で、ノートパソコンも販売を開始し、お客様のフィードバックも取り入れながら進化して今に至ります。

ーーTHIRDWAVEブランドのパソコンは、ハイバリューなのが魅力の1つだと思いますが、それに対する品質や性能のバランスなどのこだわりがあれば教えてください

笠浪氏::THIRDWAVEブランドのコストパフォーマンスは大きな特徴で、お客様にも高評価をいただいておりますが、実は価格と機能のバランスこそ、開発メンバーが知恵を絞って、部材のサプライヤーと我々でしっかり役割分担しながら、一番気にかけている部分なんです。

 パソコンには色々な付加価値がありますが、ゲーミングやクリエイティブなどの用途については特化型のブランド(GALLERIAやraytrek)があります。THIRDWAVEブランドは、ご家庭や普段の仕事などで使う一般製品というカテゴリーの枠組みの中で、しっかりと快適で実用性のあるスペックを細かく調整することで、価格と性能のバランスは確保しています。

 加えて、お客様にパソコンを“道具”としてしっかり使ってもらうためには品質や安定稼働する点も外せない要素なので、そのあたりもこだわっています。

製品開発からサポートまで、買う前も買った後も重要な拠点として稼働する綾瀬本社工場

ーー品質や安定稼働についてのこだわりも教えてください。

笠浪氏:サードウェーブでは、THIRDWAVEブランド含むすべてのブランドの製造を神奈川にある綾瀬本社工場で組み立てています。加えて、一番低価格なモデルからすべて部材やパーツ、OSのチェックを実施しています。部材を調達してそのまま出すことは一切していません。

企画からサポートまで重要な部分を一括で担っている綾瀬本社工場

 さらにサポート業務も綾瀬本社工場で行なっています。綾瀬本社工場は、製品開発や企画、品質確保の拠点であると同時に、サポートの拠点でもあります。すべて同じ場所で一括して行なっているので、密に連携してより良い製品・サービスの提供が実現できるんです。

品質や動作については、組みあがる前から組みあがった後まで何回も入念に確認をしていると語る永田氏

永田 博志氏(以下、永田氏):品質管理へのこだわりについては、綾瀬本社工場だけでなく、サプライヤーの管理も徹底しています。製造現場のチェックを実施し、我々側でもしっかりとチェックすることで、高品質な生産体制を確保しています。加えて、中国の深センにサードウェーブのオフィスがあり、スタッフが常駐しており、部材出荷時には全件検査を実施しています。検査に合格しない部材は一切入れません!

ーー綾瀬事業所に届く前から品質チェックをしているんですね。

永田氏:はい。加えて、パソコンの主要な構成部分となるメモリー、ストレージなども、多くの製造メーカーがありますが、サードウェーブのノウハウを最大限に使って、独自の設定基準に合格したパーツだけを厳選して搭載しています。

ーーパーツ選びから品質へのこだわりは始まっているわけですね

永田氏:さらに、耐久試験ももちろん実施しています。例えば、ノートパソコンの場合だと、キーボードの打鍵試験を始め、インターフェースの抜き差し、ディスプレーの開閉試験など、独自に10~20種類の耐久試験を実施しています。

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