IoT、アイ・オー・ティーと世間で騒がれ出してからさまざまな生活周りのモノが、ネットワークに接続されるようになってきた。あるモノは便利になったり、またあるモノは"便利"ではなく"できる"という段階で足踏みしているモノも多い。
IoT実現化の方法は、その提供企業によってさまざまだ。玄関のドア鍵や天井灯の壁面オン・オフ・スイッチなど、従来の伝統的なレガシー製品をそのままうまく(無理矢理?)転用して、使い続けることを目指したものも半分くらいある。
そして残りの半分は、従来から存在する商品に共通のIoT化モジュールなどを組み込んで、スマートフォンアプリやその拡張として、ネットワーク対応までを実現させてしまうコーヒーメーカーや扇風機、天井灯やスマートコンセントと呼ばれるアイテムが代表だ。
そんなIoT流行りの昨今だが、今回ご紹介する「K1 Smart Lock Box」(以降スマートロックボックス)は従来からある屋外でも使える"セキュリティキーボックス"を機能拡張しIoT化した商品だ。その基本コンセプトは、植木鉢の下の貴重品と同じように屋外の路面上で隠す"なんちゃってストーン型鍵保管庫"と同様のモノだ。
スマートロックボックスの内部は狭いスペースだが、部屋の鍵やクレジットカード、紙幣なども十分収納できる。シンプルかつレガシーな植木鉢やなんちゃってストーン型鍵保管庫に比べて、拡張性に富んでいることだ。スマートロックボックスは、本体に備えられたタッチセンサーによる指紋認証、パスコード入力、そしてBluetoothペアリングされたスマホアプリでの解錠の3種類の手段に対応している。
筆者は、今年の4月初旬にクラウドファンディングであるIndiegogoでこのスマートロックボックスをSuper Early Bird(先着格安)でバック(支援)して、6月早々にはオプションのU字シャックル付きの商品を受け取った。価格は送料込みの89ドル(およそ9887円)だった。
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