会社名のロゴも新たに心機一転
Intel、Tiger Lakeこと第11世代Coreを正式発表、最上位のCore i7-1185G7はRyzen 7 4800Uを圧倒
2020年09月03日 03時10分更新
2020年9月3日午前1時、Intelはオンライン発表会を開催し、ノートPC向けの第11世代Coreプロセッサー(開発コードネーム:Tiger Lake)を正式に発表した。Tiger Lakeはこれまでもさまざまなイベントで紹介されてきたCPUだ。例えば、先月開催した「Architecture Day 2020」では10nm SuperFinテクノロジーを採用し、CPUコアのマイクロアーキテクチャーは「Willow Cove」、GPUコアのマイクロアーキテクチャーは「Xe-LP」になり、従来のCPUと比べて飛躍的に性能がアップするという話だった。
TDPが異なる2種類のSoCパッケージを用意
Tiger LakeはTDPによって「UP3」(12~28W)、「UP4」(7~15W)の2系統存在する。前者が汎用的な薄型ノートPCに採用されることを想定したSoCパッケージで、後者はより薄く小さなフォームファクター向けのSoCパッケージとなる。
UP3はCore i7-1185G7、Core i7-1165G7、Core i5-1135G7、Core i3-1125G4、Core i3-1115G4の5モデル。UP4はCore i7-1160G7、Core i5-1130G7、Core i3-1120G4、Core i3-1110G4の4モデルとなる。Ice Lake世代と同様、型番末尾のG+数字でiGPUのグレードを定めているようだが、Core i7系とCore i5系は「Intel Iris Xe」というブランドネームで、Core i3系は「Intel UHD Graphics」となっている。
なお、Intel CPUの情報がまとまっている同社のサイト「Intel Ark」では「Intel UHD Graphics for 10th Gen Intel Processors」と表記されており、Core i3系は第11世代CoreでもiGPUはXe-LPベースではない可能性もある。
また、iGPUに関してはその地力を決めるであろうEU数は同じG7でもCore i7系は96基、Core i5系は80基と差がある。なお、Core i3系は48基と大きく離れている。
なお、メモリーはUP3がDDR4-3200/LPDDR4x-4266に対応し、UP4はLPDDR4x-4266のみの対応となっている。