リコー発のスタートアップ「ベクノス」、全天球写真加工アプリをリリース
ペン型全天球カメラを50名にプレゼントするコンテストを開催
ベクノスは8月28日、全天球カメラで撮影した写真に動きやエフェクトなどを付加し、ショートビデオを簡単に作成可能というスマートフォン用アプリ「IQUISPIN(イクイスピン)」を提供開始した。IQUISPINで作成したショートビデオは、ソーシャルメディアやメール、ショートメッセージサービスなどを通じて共有できる。
IQUISPINは、ベクノスが現在開発している今年発売予定の全天球カメラだけでなく、他メーカーのカメラで撮影した全天球写真も活用できる、オープンな仕様のツール。
これまで、全天球カメラで撮影された写真は、仕様上の問題からソーシャルメディアやメールなどによる共有が難しかったという。IQUISPINによって簡単にショートビデオに変換し、手軽にソーシャルメディアなどで共有できることにより、全天球写真の楽しみ方を大きく広げていくとしている。
IQUISPINをインストールすると、スマホ内に保存された編集可能な全天球写真を自動検出する。編集したい全天球写真を1つ選び、あらかじめプリセットされているテンプレートを1つ選択するだけで、写真に動きをつけるカメラモーションと、花びらやシャボン玉、ハートマークなどを描写したエフェクトが付加される。テンプレートによる編集に加え、お好みのカメラモーションとエフェクトを個別に選択することも可能。エフェクトは今後も順次追加していく予定としている。
カメラモーションとエフェクトが付加された編集画像を動画ファイルに変換し、正方形のショートビデオとして保存できる。さらにスマートフォンに保存されたショートビデオは、様々なソーシャルメディアやメール、ショートメッセージサービスなどで簡単に共有が可能。
IQUISPINで活用可能な全天球写真スペックは、一般的な全天球カメラ画像フォーマットEquirectangular Projection Formatで、縦横比率1:2のJPEG画像(4096×8192ドット以上の画像については適宜縮小される)。対応機種は、iOS 13以降、Android 7.0以降のOSを搭載したスマホ。
アプリリリースに伴い、IQUISPINを使用して作成したショートビデオをInstagramに投稿して入賞すると、ベクノスが現在開発中のペン型全天球カメラを50名にプレゼントするコンテストを開催している。期間は9月30日まで。応募条件の詳細は、こちらから確認できる。