このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

国民的AIを目指し、MSを卒業したAI女子高生りんな

2020年08月24日 09時00分更新

文● 大河原克行 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 「りんな」をはじめとするAIチャットポット事業を行う新会社rinnaが設立され、8月17日からに事業をスタートした。

 rinnaは、マイクロソフトが開発、提供してきたAIチャットボット「りんな」を中心とした独立した企業として分離。中国では、同様にAIチャットポット「シャオアイス」を提供していた事業を、Xiaoice(北京红棉小冰科技有限公司)として独立した。いずれも、ブランドはそのまま維持され、サービスは今後も継続される。

ハリー・シャム(Harry Shum)氏

 rinnaの会長には、2020年2月まで、Microsoft AI and Research Groupを率いていたハリー・シャム(Harry Shum)氏が就任。代表取締役社長には、ジャン・クリフ・チェン(Zhan Cliff Chen)氏が就いた。組織は、ビジネス部門、開発部門、研究部門で構成。約20人体制でスタートし、今後増員を図る。

 一方、中国のXiaoiceの会長には、rinnaと同じくシャム氏が就任。CEOには、ディ・リィ(Di Li)氏が就任する。

 シャム会長は、「新会社として独立したことで、プロダクトの開発スピードを速め、ローカルのニーズに合ったものを開発できる。りんなのようなAIは、日本や中国、アジアの市場の方が受け入れやすい土壌があり、ローカルでの開発を加速できるメリットは大きい」とした。また、「人間とAIのインストラクションのために、アバターフレームワークを開発し、これを様々なプラットフォームで展開し、管理し、機能向上を図る。ここに大きなビジネスチャンスがある」とした。

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ