迷惑電話対策アプリ「Whoscall」、有料版を3ヵ月無償提供開始
8月1日~31日にインストールした人が対象
台湾Gogolookは7月31日、迷惑電話対策アプリ「Whoscall」の有料プランを3ヵ月無償で提供する無料トライアル版を発表した。8月1日~31日にインストールした人が対象となる。
これは、福岡市実証実験フルサポート事業「Beyond Coronavirus(コロナを乗り越える)」に採択されたプログラムの第1弾として実施されるもので、全国のスマホユーザーを対象に提供する。
通常提供しているWhoscall無料体験版は、例えばiOS向けの場合、手動でブロックリストを作成し迷惑電話を撃退する「ブロック」機能、データベースで公開済みの電話番号を検索できる「電話番号検索」機能を利用できる。
今回、3ヵ月無償で提供するプレミアム版では、無料版機能に加え、未登録の電話番号を全世界10億件のデータベースより識別する「番号識別」機能、AI技術で不審な番号を検出し詐欺電話を予測しブロックする「迷惑電話を一括ブロック」機能などが利用できる。
なお、通常iOSのプレミアム版は、月額200円(年額1800円、四半期ごと550円)、Androidのプレミアム版は、月額100円(年額1000円、半年額590円)で提供している。
3ヵ月間無料トライアル版は、アプリをダウンロードしてから、8月1日~31日の期間中、リリースバージョンを3ヵ月間(90日間)使用する必要がある。指定した期限が過ぎると、3ヵ月間のトライアルが利用できなくなる。対象は新しくダウンロードした人、またはWhoscallのリリースバージョンを購入していない人に限られる。
3ヵ月間の無料トライアル使用が終了したら、Google PlayまたはApp Storeよりトライアル使用期限のリマインドメールが送られる。トライアル使用期間が終了後、使用の中止をしない限り、自動的に課金されることになるため、中止したい場合はGoogle PlayまたはApp Storeの管理ページより手続きする必要がある。
Whoscallは、現在日本で唯一、海外の電話番号のデータベースを保有する番号識別アプリとしている。今後、コロナ禍の給付金申請に便乗して、海外からの詐欺電話はますます増加することが予想されるとして、同社はWhoscallの有料プレミアム版を3ヵ月間無料で提供することで、日本における詐欺被害の防止に貢献していくという。