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アドビ新スマホアプリ「Photoshop Camera」使ってわかった○と△

2020年07月15日 12時00分更新

文● 井上 晃 編集●飯島恵里子/ASCII

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スタジオ照明3/6と4/6を比較。3/6では左から、4/6では右から光を当てるように、想定している照明の方向が異なるのがわかる

ポートレートでは「スタジオ照明」が優秀

 また、人物写真については、多くのレンズがあるものの、エフェクトがきつめのものが多く、正直30代の筆者の感性では扱いづらい印象を受けました。一方で、重宝するものも確かにあり、「スタジオ照明」レンズでは繊細なライティングが調整可能。他のアプリにはない独自の魅力を感じる部分もありました。

 具体的には、スタジオ照明のバリエーションは複数あり、人物にライトが当たる角度をいくつかのパターンで選択できます。複数のライティング環境を簡単に再現できるので、ポートレートを頻繁に撮る人にとって重宝することでしょう。

たとえばプロパティにある「ボケの明るさ」を高くすることではっきりとした玉ボケ風の背景にも加工できた

 またスタジオ照明では、編集画面で表示できるプロパティの項目が多く、「照明」と「フェイスライト」を別々に調整できたり、スマホのインカメラでありがちな顔の歪みを調整できる「顔の距離」項目が用意されていたりします。さらに背景のボケについては、「ボケの量」「ボケの明るさ」「背景のフェード」という3項目をカスタマイズできる仕様。iPhoneのポートレートモードと比べて、Photoshop Cameraを通じた処理の方が柔軟な調整がしやすいと感じました。

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