Core i7-10875HにGeForce RTX 2080 Super with Max-Qは現時点で最新・最強
300Hzパネル搭載!CPUもGPUも最高クラスで勝利にこだわる方におすすめのRazer Blade 15アドバンストモデル
重量級タイトルも高画質で、軽量タイトルは200fps超を狙えるモンスターノート
最後にパフォーマンスを見ていこう。まずは3Dパフォーマンスを計測するUL Benchmarksの3DMark。DirectX 12のTime Spy、DirectX 11のFire Strike、それぞれの軽量版であるNight Raid、Sky Diverという四つのテストにGeForce RTX向けのPort Royalを加えたスコアを紹介しよう。
テスト | スコア | 内容 |
---|---|---|
Sky Diver | 38425 | DirectX 11軽量 |
Night Raid | 37071 | DirectX 12軽量 |
Fire Strike | 16172 | DirectX 11 |
Time Spy | 7195 | DirectX 12 |
Port Royal | 4466 | GeForce RTX RTレイトレーシング |
直近でGeForce GTX 1650 Ti搭載モデルの計測をしているので、それと比較をするとFire Strikeのスコアは2倍以上だ。当然1万ポイントを超えるが16000ポイント台に乗せてくるのがモバイル向けGeForce RTXの最上位GPUの証と言える。DirectX 12系のTime Spyのスコアも高い。そしてPort Royalが計測できているように、リアルタイムレイトレーシングのような最新機能も利用できる。
続いてアプリケーション性能をPCMark 10で見てみよう。Extendedテストでの総合スコアは6364。各シナリオ別ではEssentialsが8931、Productivityが7765、Digital Content Creation(DCC)が4651、Gamingが13744だ。Gamingが特出するのは3DMarkスコアが示したように高いGPU性能のため。加えてCPUも強力な本製品は、家庭用途・ビジネス用途でも7000ポイント超のノートPCではきわめて高いスコア。そして一般的にスコアが伸びにくいDCCでも4000ポイント台後半を叩き出した。クリエイター向けとしても十分なパフォーマンスと言えるだろう。
クリエイター向け性能を補足するものとして、CINEBENCH R20の3Dレンダリングテストを見てみよう。マルチスレッドテストのCPUスコアは2499pts。3Dグラフィックス制作でも十分に通用するスコアだ。そしてシングルスレッドテスト側も475ptsと高い。シングルスレッド性能はコンテンツ制作だけでなく、普段使いの処理におけるレスポンスやゲームでも重要なポイントになる。
ゲームテストは4つのタイトルの結果を紹介しよう。まずはどのくらいの重いゲームを動かせるかの指標として「Red Dead Redemption 2」と「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」ベンチマーク。
「Red Dead Redemption 2」は1920×1080ドットで画質を調節したテストだ。グラフで12/20とあるのは0〜20段階あるプリセットのうちどの位置かを示す。さすがに20/20は重すぎるが、12/20あたりで平均60fpsを満たすことができているのは明るい。12/20はギリギリ「画質優先」のプリセットだからだ。また、7/20はかろうじて「バランス」に分類されるプリセット。フレームレートは100fpsに迫るので、300Hzパネルの性能を活かすなら、プリセットを引き下げていくことも検討したい。
「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」ベンチマークは、3つのプリセットで試している。高画質プリセットでもいきなり「快適」評価が得られており、標準画質以降は1万ポイントを超えて「とても快適」、「非常に快適」という評価だ。国産重量級タイトルが十分にプレイ可能なスコアと言える。
ここからは軽量なタイトルを2つ。300Hzパネルのスペックを活かせるタイトルとその画質設定を探る趣旨で、「フォートナイト」と「Tom Clancy's Rainbow Six Siege」をテストした。これも1920×1080ドットに固定し画質プリセットを変更した際のフレームレートだ。
まず「フォートナイト」。DirectX 11設定の場合、比較的軽量ということと合わせて最高プリセットでも120fps程度を記録している。本製品のパネルは300Hzだが、ほかに一般的な60Hz、240Hzにも切り換えができる。120Hzという設定はないが、240Hz駆動で動作させれば(2フレーム同じ映像になり)実質的に120Hz相当のパネルとしてゲームプレイが可能だ。そして中画質になると240Hz駆動時でほぼ1:1になる235.8fpsが得られた。300Hzとなると低画質設定まで引き下げることになるものの、これを超えるフレームレートが確認できている。
そして「Tom Clancy's Rainbow Six Siege」。「フォートナイト」よりも軽量なタイトルというイメージで、実際、最高画質でも平均200fpsを超えているが、プリセットを引き下げてもなかなか300fpsには届かなかった。ただし平均200fps超、低画質プリセットの最大fpsでは300Hzに迫るので、300Hzパネルのスペックは引き出せる。このようにプリセットを変更してもフレームレートがあまり変わらないというのは、CPUとGPU以外の部分にボトルネックが生じていたり、あるいはプログラム的にキャップが被せられていたりといったことが考えられる。後者であればアップデート等で改善することがあるだろう。
Razer Blade 15「RZ09-03305J43-R3J1」は勝利を掴むためのゲーミングノート
モバイル向けとして最強のCPUとGPUを搭載するRazer Blade 15。ベンチマークで示されたように、重量級タイトルも一般的に快適と言える60fpsを高画質設定で満たすことができ、eスポーツ向けの軽量タイトルでは120〜200fpsというゲーミング液晶パネルのスペックを活かすことが可能だ。
高fpsでは時に画質設定を引き下げる必要はあるものの、プロゲーマーに聞いても勝つためには画質よりもまずフレームレートという言葉を耳にする。60Hzの一般的なディスプレイでプレイする場合と比べ、敵の行動をフレーム先に察知することができるというそこが重要なのだと言う。Razer Blade 15のアドバンストモデル、そして300Hzパネルの「RZ09-03305J43-R3J1」は、数あるゲーミングノートPCの中でも、とくに勝利にこだわる方に向けたスペックと言ってよい。
(提供:Razer)
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