Core i7-10875HにGeForce RTX 2080 Super with Max-Qは現時点で最新・最強
300Hzパネル搭載!CPUもGPUも最高クラスで勝利にこだわる方におすすめのRazer Blade 15アドバンストモデル
パネル駆動方式は明らかにされていないが発色がとくによい。sRGBカバー率100%で、出荷時に個別にキャリブレーションされているとのこと。どのRazer Blade 15も最高の状態のパネルでお手元に届く。
なお、RZ09-03305J43-R3J1モデルは液晶パネルだが、4K対応OLEDパネルを採用する兄弟モデルもある。そちらはOLEDならではの発色で、DCI-P3カバー率100%、HDR400対応、応答速度1msというスペックだ。液晶パネルモデル同様に個別キャリブレーション済みで出荷される。
さて、RZ09-03305J43-R3J1モデルの液晶ディスプレイはフルHD(1920×1080ドット)表示と解像度では抑えめだが、リフレッシュレートが300Hzというゲーミング向けのパネルを採用している。300Hzというのは、1秒間に300回、画面をリフレッシュ(書き換え)することを意味している。一般的なパネルなら60Hz。いわゆるテレビのうたい文句的に言えば5倍速に相当する。ゲーミング液晶パネルとして見ても最速クラスだ。
30Hzよりも60Hz、60Hzよりも120Hz……。画面書き換えが速いということは、映像がよりなめらかに描かれる。ゲーミング液晶ディスプレイがここのスペックを求めるのは、映像のなめらかさやチラツキを抑えるというのはもちろん、数分の一でもライバルよりも早く行動予測をし次の行動をとるための武器であるからだ。次の映像を見ていただきたい。
Blur BustersのMotion TestsにあるUFO(RX100Vにて撮影)
300Hzという画面書き換え速度は、人間の視力ではなかなか判別できず、加えて一般的なカメラのハイスピード撮影でもここまでの速度に対応しているものは少ない。そこで、ソニーの「RX100V(DSC-RX100M5A)」を使用した。RX100IV以降のRX100シリーズは、コンパクトなサイズながら60p 960fpsというハイスピード/スローモーション撮影ができる。一般的なビデオ映像は60fpsなので960fpsは16倍速だ。モードダイヤルを「HFR(ハイフレームレート)」にするだけで簡単に撮影できるので、目では追えない映像を録画して楽しめる。
このテストは本来、ブラー(液晶ディスプレイにおいては残像感が近い)を確認するための「UFO」Test(Blur Busters)。パネルのリフレッシュレートを切り換えるとその上限のフレームレートで動作するので、60fps、120fps、240fps、300fpsという画面書き換え速度で動作する。どれがもっともなめらかな映像なのかは一目瞭然だ。60fpsではカクカクと、UFOがワープをしているかのような動作だが、120fps、240fps、300fpsと上がるにつれなめらかになる。一方、120fpsはなめらかだが少し残像感があり、ここも240fps、300fpsとフレームレートを上げるにつれ解消されていく。
Motion TestsのVideo Game Motion(RX100Vにて撮影)
ただしこれは16倍速のもの。人間の眼で捉えきれるのかと思う方もいるだろう。それは早計だ。人間の眼とディスプレイ画面の書き換えは同期しているわけではない。そこを図で説明しよう。
上の図は60Hzのうちの1Hz分だと思ってほしい。60Hzのパネルでは1回書き換えを行なう。その間、120Hzパネルなら2回、240Hzパネルなら4回、300Hzパネルでは5回の書き換えが起きる。カラムで50の位置に注目してみよう。60Hzパネルなら1コマ目の映像だが、120Hzパネルなら2コマ目、240Hzパネルなら4コマ目、300Hzパネルなら5コマ目の映像になる。ゲーム中で弾丸が迫ってきているとすれば、1コマ目と5コマ目の映像では位置が異なる。1コマ目で安心していたら当たってしまうかもしれないところ、同じタイミングで5コマ目を認知していたとしたら回避が可能かもしれないのだ。
この記事の編集者は以下の記事もオススメしています
過去記事アーカイブ
- 2013年
- 03月