ハッキングや戦闘など、ウォッチドッグスの面白さは前作以上にパワーアップ!
ロンドン市民全員を操作できるゲームシステムも魅力的だが、ウォッチドッグスでお馴染みのハッキング、戦闘、潜入の要素が前作以上にパワーアップしている点も述べておきたい。
本シリーズの肝となるハッキング要素は、従来作にもあったカメラの操作や敵の陽動、車の遠隔操作、インフラの操作などはそのままに、ロンドン市民の個人情報をより細かくチェックできるようになった。仲間として採用するために必要な新機能といえる。
ロンドン市民のスマホをハッキングし、各市民のスキルや装備、1日のスケジュールなどをチェック。それらの情報をもとに、この市民を仲間にすべきか否かを判断する必要がある。気に入った市民の採用ミッションを受注し、クリアすればメンバーとして正式採用といった流れだ。レジスタンス組織のリーダーとして、人材のポテンシャルを見極めることが攻略の秘訣となるだろう。
個人的に気に入ったのは、飛躍的進歩を遂げた「近接攻撃」だ。従来作はボタン1つで近接攻撃をするシンプルな操作性だったが、本作では近接攻撃だけでなく、回避とガードブレイク、カウンターも追加され、操作性の幅が広がった。格闘の要素が大幅に強化された点が試遊時に感じた利点である。敵の攻撃を回避したり、敵の隙をついてカウンター攻撃を繰り出すなど、格闘ゲームならではの読み合いが盛り込まれているのだ。
この新要素を活かしたサブクエストとして、新たに「地下闘技場(仮)」が実装されている。1対1形式の試合で複数人のファイターを倒せば、複数ある地下闘技場の1つを制覇できるというものだ。格闘に特化したミニゲームということもあり、お互いの一手を読み合い、繰り出すという心理戦にハマってしまった。自由を取り戻す使命を忘れるほど、地下闘技場に没頭する自分がいた。
そのほか、ドライブや探索(観光)、サブクエスト、クラフトなどといった本シリーズの醍醐味もパワーアップ。やり込み要素が前作以上に増えているように感じたので、遊び甲斐はかなり高めだ。休日にガッツリプレイするのに最適なタイトルといっても過言ではない。
3時間試遊してみて、本作はウォッチドッグスファンの期待に応えるとともに、本シリーズ初心者も気軽に参入できる内容に仕上がっていると感じた。ロンドン市民を仲間にする画期的なゲームシステムが一番の魅力で、従来作とは異なるウォッチドッグス体験ができる。これだけのクオリティーであれば期待して待ってもいいだろう。刺激たっぷりの革命劇を体験したい人に強くおススメしたい。
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