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石川温のPCスマホニュース解説 第81回

ドコモ、菅官房長官の値下げ圧力が悩みの種に

2020年07月07日 09時00分更新

文● 石川温 編集● ASCII

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●シェア1位の事業者として、20GBは「世界一高い」

 楽天モバイルの月額2980円で使い放題のプランを含めて勝手に6都市比較をしてみると、「2GB、5GBのプランは中位の水準、20GBは安価な水準に収まる」ということになる。総務省の調査では20GBの場合は6877円なのだが、楽天モバイルは2980円であるため、半額以下になる。世界で最も高い料金プランだったのが、4位にまで下落するのであった。

 楽天モバイルの存在によって、結果が大きく変わりそうだ。

 実は、この調査には単に複数のキャリアから安価なプランを抽出して比較するだけではなく「シェア1位の事業者比較」も存在する。日本からはもちろんNTTドコモがエントリーしているのだが、シェア1位の事業者比較になると「2GB、5GB、20GBのいずれにおいても高い水準」という結果が出ている。実際のところ、2GB、5GBは世界で2番目に高く、20GBでは世界一高いプランとなっているのだ。

 つまり、世界の比較調査で見ると「NTTドコモの料金プランが世界に比べて高い」と言えなくもない。ただ、NTTドコモも値下げ圧力に応じており、ここ6年間の推移を見ると、値下げの傾向にあるのは間違いないのだが、「あともう一押し」が足りないのは事実だろう。

 そんな中、NTTドコモで気になるのが「サブブランド」問題だ。

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