オリンパスが映像部門を切り離すというニュースが流れたのが6月24日のこと。びっくりしたかと言われるとびっくりしたのだけど、でも何が起きても不思議はないと思っていたので、ああこの日が来たか、という気もちょっとした。
中には、もうOM-DやPENはなくなっちゃうの? と早とちりした人がいるかもしれない。そういうわけじゃない。映像部門を分社化し、日本産業パートナーズへ譲渡して新会社を設立するという話だ。だから、販売もサポートも続くというメッセージが出ているし、新製品も出るはずだ。生き延びるための手を打ったといっていいんじゃないかと思う。でも心配だよねえ。
というわけで、今回はオリンパス応援企画「オリンパスのカメラで撮った猫たち」シリーズだ。
オリンパスのOM-Dシリーズを猫撮り主力カメラにしてるものだから、ストックはいくらでもある。なぜOM-Dを猫撮り主力カメラにしてるのかというと、第一によく写る。特にPROシリーズのズームレンズはディテールの描写力が高くていい。レンズの隅でもクオリティーがあまり落ちないのもいい。猫の毛ってごまかしが効かないからね。
ちょうどいいレンズが揃っている
特に「12-40mm F2.8 PRO」と「12-100mm F4 PRO」の2本がめちゃよい仕事をしてくれるのだ。特に12-40mmの登場が大きかった。F2.8なのでボケもそこそこだし、けっこう寄れるので近づいてきた猫にも対応できる。その上コンパクトで使いやすいのである。これが出て、主力カメラになった感じ。
でも12-40mmだと猫撮りには望遠がちょっと弱い。そんなときに望遠側を100mmに伸ばした12-100mm F4.0が出たのだ。今まで高倍率ズームレンズというと、初心者向けの便利レンズ系統が中心でオトクではあったけど、画質面では今ひとつな製品が多かった。でも12-100mm F4.0 PROは“PRO”と称するだけあってクオリティーがめちゃしっかりしてたのだ。シャープで解像感がすごくいい。
猫が近づいてきたら広角で、離れてるときは望遠で、これ一本で対応できる猫撮り神レンズだ。
もうこの2本のどちらかは必須。実用的なレンズがあってそれにふさわしい写りを見せてくれるのはとても大事なことだ。

この連載の記事
-
第949回
デジカメ
猫撮り散歩に最高! 軽くて取り回し抜群のタムロンレンズで撮ると日常がこんなに楽しくなる -
第948回
デジカメ
最軽量・最速AF・長時間駆動! キヤノン「EOS R6 Mark III」が撮影のストレスを激減させる理由と猫撮影で実感したその実力 -
第947回
デジカメ
タムロンの新レンズが猫散歩の相棒に! 広角から望遠まで、地域猫との一瞬を逃さない高倍率ズームの真価 -
第946回
デジカメ
富士フイルムの「X-T30 III」はキジトラだけじゃない! フィルターで瞬時に撮りたい色にしてくれる -
第945回
デジカメ
富士フイルムの新カメラ「X-T30 III」でキジトラを撮ったらケモノっぽくてカッコ良く撮れた -
第944回
デジカメ
「iPhone 17 Pro」は最高のお気軽室内猫撮影スマホだった! -
第943回
デジカメ
猫好き必見! 動きが速すぎる猫のおもちゃ遊び撮影で見るミラーレス一眼の進化 -
第942回
デジカメ
突如訪れた愛猫の死! 過去さまざまな機材で撮影した写真で振り返りつつ悲しみを癒す -
第941回
デジカメ
夕暮れの猫たちを美しく切り取る「iPhone 17 Pro」のカメラに感動!4倍光学ズームと8倍クロップ望遠が便利 -
第940回
デジカメ
ライカカメラ搭載の「Xiaomi 15T Pro」はコスパ最強の猫スマホだった! -
第939回
デジカメ
パナソニック「LUMIX DC-TZ99」が実現する驚きの30倍ズームは猫を撮るのにピッタリだった - この連載の一覧へ
















