カメラスペックは微妙に向上
インターフェースは使い勝手が良くなった
カメラは本体背面のメインが超広角と広角、望遠のトリプルレンズ仕様というのは前モデルと同じ。ただしカメラのスペックには若干変更があり、超広角は約1200万画素/16mm/F2.2(前モデルはF2.4)で、望遠は約1200万画素/70mm/F2.4(前モデルは52mm)、広角は約1200万画素/24mm/F1.7(前モデルは26m/F1.6)となっている。
特に注目したいのがメインの広角。センサーサイズが1/1.7と大型化しており、暗所での撮影などに強くなっている。ただし、960fpsで撮影できるスーパースローモーションや先読み撮影など、前モデルで利用できた機能は一部使えない。
カメラのユーザーインターフェースも変更があり、「標準」「超広角」「望遠」とワンタッチで切り替えられるボタンが用意されている。ただし、デジタルズームに関してはそれぞれの画角で3倍までとなっており、3つのレンズをシームレスに使ったズームには対応していない。
下記は標準のカメラアプリで撮影した作例。基本的にはオートで撮影している。Xperia 1 IIにはソニーのレンズ交換式カメラ「α」のような使い勝手を実現した専用のカメラアプリ「Photography Pro」(フォトグラフィー プロ)も搭載されているが、そちらは別記事の作例を参考にしてほしい。(よりカメラらしさにこだわった「Xperia 1 II」のPhotography Proモード)
印象としては標準レンズでの撮影で精細感があがっており、夜景など暗所での撮影もかなり向上している。このあたりはセンサーサイズが大きくなっている効果が出ているようだ。
ちなみに前モデルでは電動ジンバルを装着すると、超広角レンズ使用時にアームが映り込んでしまう問題があったが、Xperia 1 IIではカメラの配置が変わったことで映り込みにくくなっている。実際、筆者の持っている電動ジンバルで試したところ問題なかったので、Xperia 1 IIを動画撮影用にと期待しているユーザーは安心しよう。
この連載の記事
-
第476回
スマホ
ライカカメラらしい撮影がさらに磨かれた! 「LEITZ PHONE」が3になって再び登場 -
第475回
スマホ
ハッセルブラッドカメラを強化、フラグシップにふさわしい性能のカメラフォン「OnePlus 12」 -
第474回
スマホ
ロレックス風カメラデザインを取り入れたスマホ「realme 12 Pro+ 5G」は高級感あふれる仕上がり -
第473回
スマホ
スリムになったOPPOの主力スマホ「Reno11 Pro 5G」海外版を前モデルと比較レビュー -
第472回
スマホ
OPPOの最新フラグシップ「Find X7 Ultra」はデュアルペリスコの最強カメラスマホ -
第471回
スマホ
4万円以下折りたたみスマホ「Libero Flip」は折りたたみ入門機に最適だが対応バンドの問題も -
第470回
スマホ
背面ライトは健在! 手軽価格の「Nothing Phone (2a)」クイックレビュー -
第469回
スマホ
日本初上陸のnubiaの縦折りスマホ「nubia Flip 5G」レビュー! 安くて手軽に使える折りたたみ -
第468回
スマホ
ハイエンドAndroidタブ「OPPO Pad 2」はフル装備で使うと利便性が格段に向上する -
第467回
スマホ
「Galaxy S23 FE」は高性能を8万円台で実現したお財布にも優しいスマホ -
第466回
スマホ
Galaxy S24 UltraはGalaxy S23 Ultraからどう変わった?カメラや生成AI機能を比較した - この連載の一覧へ