LAVIE開発者に聞くテレワークに特化した最強のプレミアムモバイルノート誕生の裏側
世界最軽量にこだわることを辞め、ユーザーが使いたくなるものをつくると決めた<LAVIE Pro Mobile>最新モデルの強み
2020年06月29日 21時00分更新
プレミアムカラーの「ネイビーブルー」はコスパが良い!?
みやの:機能の強化や追加にともなって、デザインも細かく変わっているんですね。今回のモデルから、「ネイビーブルー」が追加されて、これがモデルカラーになったのはなぜですか?
漆原:LAVIEのブランドとして、「青」をメインカラーにしていることが理由のひとつです。また、落ち着いた濃い青色なので性別を問わず使っていただけますし、ビジネスシーンでも浮くことがありません。実は、ネイビーブルーだけ手触りも違うんです。
みやの:おっ、これはとてもしっとりした手触りですね。
森部:ソフトフィール仕上げにしているため、コストはちょっとお高いんです(笑)。価格はほかのカラーと同じですが。
前モデルよりトータルでは軽く、バッテリ駆動時間もついに24時間へ
みやの:初代モデルを持ったときも「最軽量じゃなくても十分に軽い」と思いました。今回の2020年夏モデルも、持ってみるととても軽い、と思うものの、数値的には前モデルより少しだけ重くなりましたよね。それはなぜですか? バッテリ駆動時間が4時間増えたことと関係がありそうですが。
森部:確かに、一見すると、「従来機より59g増の889gになって大丈夫?」と思われるかもしれません。ここにも根拠がありまして、ユーザーの方の質量に対する満足度がどこで落ちるのか調査をしたところ、900gに境界があることがわかりました。ここをオーバーすると満足度がガクンと下がってしまうため、このラインを守っています。
また、駆動時間が「約24時間」というところにこだわりたかったのもあります。
漆原:24時間※駆動できるようにしたため、ACアダプタを持ち歩かなくてよくなり、トータルとしてはACアダプタの重さが追加されないので、軽くなったと考えています。
*PM750・PM550/SAシリーズの場合。PM950/SALは約20時間となります。なお、バッテリ駆動時間は、JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.2.0)に基づいて測定しためやす時間です。設定やご利用のアプリなどの使用環境によって、実際のバッテリ駆動時間は異なります。
みやの:24時間っていうのはいいですよね。電源ですが、今回ほぼ同サイズなのに、ACアダプタが45Wから65Wになっているんですね。これはどういった技術で小型化できたんでしょうか?
漆原:見ていただくとわかるように、新しいACアダプタは65Wですが、従来の45Wとほぼ同サイズ/質量です。また、薄型にしたためカバンの中にも入れやすくなりました。
小型化が実現したのは、半導体や回路の小型化に加えて、高性能トランスを採用するなどの工夫を行ったためです。
みやの:現行製品では、別売の65Wアダプタは1時間で約80%まで充電できるという性能ですが、新アダプタと給電能力に違いはありますでしょうか。
森部:それはないですね。同様に急速充電に対応しています。














