このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第197回

2万円台半ばのミッドレンジスマホ「moto g8」は、本当に”買い” か?

2020年05月28日 10時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

電池持ちとパフォーマンスも期待以上

 バッテリー容量は4000mAh。電池持ちは良く、動作検証のために、やや激しめに使った日でも1日持ちました。長時間ゲームをしたり、動画を見たりしないのであれば、1日は余裕で持つと思います。ただし、moto g8 plusは27W、moto g8 powerは18WのTurboPower(急速充電)に対応していますが、moto g8は10Wなので、充電に要する時間はそれなりです。

省電力機能は、Android標準の「バッテリーセーバー」と「自動調整バッテリー」のみ

 先述のように、CPUはSnapdragon 665(2.0GHz×4 + 1.8GHz×4)で、メモリーも4GBと、2万円台のスマホとしては十分すぎるスペックを備えています。1週間使った範囲で、アプリの起動・切り替え、タッチレスポンスなどでストレスを感じることはありませんでした。指紋認証もスピーディーで、ちゃんとミッドレンジのクオリティーという印象です。

「Geekbench 5」というアプリでベンチマークを測定した結果。ミッドレンジとして順当なスコアをマーク

 モトローラのスマホは、Android端末としてベーシックなホームアプリを搭載していることに加え、「Motoアクション」という独自のジェスチャー・モーション操作ができることも特徴。端末を持って手首を素早く2回ひねるだけでカメラを起動できたり、2回振ってライトを点灯させたりできる機能が、引き続き搭載されています。

必要な機能だけを有効にできる「Motoアクション」。画面を3本の指でタッチしてスクリーンショットが撮れて、それをすぐに編集・共有できる機能も便利

moto g8の同梱品一式。ステレオイヤホンやスマホカバーも付いている

【まとめ】moto g8 plus/powerとの比較は必須!

moto g8ファミリーの中では最安ということもあり、筆者は「moto g8はライトユーザー向け」という先入観を持っていたが、思っていた以上に操作性は良く、機能の満足度も高く、多くの人が選んでいいスマホという印象でした。とにかく価格を最重視したいという人にはオススメです。

 ただし、約7000円を追加するだけで、電池持ちがさらに良い「moto g8 power」が買えて、約1万3000円を追加すると、ハイエンドモデル並みの高性能カメラを搭載した「moto g8 plus」が買えます。どれがもっともコスパが良いかは、使い方によって変わるでしょう。購入を決める前には、ぜひ3モデルのスペックと価格を比べてみてくださいね。

  moto g8 moto g8
power
moto g8
plus(参考)
ディスプレー 6.4型液晶
(19.5:9)
6.4型液晶
(19:9)
6.3型液晶
(19:9)
画面解像度 720×1520 1080×2300 1080×2280
サイズ 約75.8×161.3
×9mm
約75.9×156
×9.6mm
約75.8×158.4
×8.27mm
重量 約188.3g 約197g 約188g
CPU Snapdragon 665 2GHz+1.8GHz(オクタコア)
内蔵メモリー 4GB
内蔵ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXC(最大512GB)
OS Android 10 Android 9
対応バンド LTE:1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/38/40/41
W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19
4バンドGSM
DSDS ○(DSDV)
VoLTE ○(ドコモ、au、SB、楽天 楽天はg8 plusは5月対応予定)
無線LAN IEEE802.11n(2.4GHz対応) IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
カメラ アウト:16メガ
(標準、F1.7)
+8メガ
(広角)
+2メガ
(マクロ)
/イン:8メガ
(F2.0)
アウト:16メガ
(標準、F1.7)
+8メガ
(広角)
+2メガ
(マクロ)
+8メガ
(光学2倍)
/イン:16メガ
(F2.0)
アウト:48メガ
(標準、F1.7)
+16メガ
(広角)
+5メガ
(深度測定)
+TOF
/イン:25メガ
(F2.0)
バッテリー容量 4000mAh 5000mAh
(18W充電対応)
4000mAh
(18W充電対応)
生体認証 ○(指紋、plusのみ顔も対応)
SIM形状 nanoSIM×2
USB端子 Type-C
カラバリ ノイエブルー、ホログラムホワイト スモークブラック、カプリブルー コズミックブルー、ポイズンベリー
価格 2万5800円 3万2800円 3万8800円
 

■関連サイト

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン