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日本在住ラーメン大好きアメリカ人による「ラーメンアドベンチャー」 第14回

夜はお酒も楽しめる二郎系 麺ハチイチ(東京・吉祥寺)

2020年05月29日 12時00分更新

文● ブライアン・マクダクストン 編集●ラーメンWalker

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 ナイスな居酒屋が西荻窪にある。

 しばしば訪れるお気に入りの店なのだが、そこでは最上級のウニや新鮮なのどぐろ、そして自家製カラスミなどの贅沢な海の幸を存分に堪能できる。

 居酒屋以外にも何軒かラーメン店も経営しているらしく、そのうちの一軒はガッツリ二郎系の店だと聞いてとても驚いた。

 そのラーメン店の名は「麺ハチイチ」。西荻のすぐ近く、中央線で一駅の吉祥寺駅から徒歩5分ほどの井の頭通り沿いにある。

 昼はラーメンと油そばの専門店だが、夜は飲んで食べてシメのラーメンも楽しめる「81 NOODLE BAR」として営業している。

 正直に言おう。

 二郎系の超濃厚な豚骨スープは少々苦手なので、このスタイルになると私はいつもスープオフタイプの油そばなどをオーダーするようにしている。

 これが二郎系だ。

 忠告しておくが、初めての人は絶対に大盛りは避けるべきだ。このスタイルの店は総じてかなりの麺量があるはずだから。

 無料で野菜の量を増やすことも可能だが、「野菜増し増し」でオーダーすると500gほどの茹でモヤシとキャベツの山がトッピングされることになる。野菜好きであるのならば止めはしないが、とにかく気を付けた方がいい。

 私はもちろんデフォルトでオーダーした。

 野菜を増したであろう先客とは違い、かなり穏やかなルックスになった。

 それでもこの迫力。

 大きな豚肉、プルプルな背脂の塊、濃い醤油タレに漬け込んだニンニク、そして太麺。まさに二郎系と呼ぶに相応しい。

 さあ、しっかりと混ぜて食べよう。

 見た目がジャンクになればなるほど旨くなるはずだ。

 居酒屋の系列店ということもあり、お酒のラインナップも豊富だ。

 真ん中に写っている「伊根町 夏の想い出」のような熟成酒は特にオススメしたい。熟成することにより独特の風味と酸味が生まれるので、濃厚なラーメンにピッタリだ。

 こういう店では是非お酒も愉しんでほしい。

 店を出たあと、すぐ近くにある井の頭公園に行ってみた。

 腹ごなしにこの辺りを散策するのも悪くないだろう。

※本記事は本人からの許諾を取り、以下の英語ブログに最新情報を加え日本語に翻訳したものです

麺ハチイチ (81 Noodle Bar in Kichijoji)
http://www.ramenadventures.com/2020/01/81-noodle-bar-in-kichijoji.html

 ※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策により、営業日・営業時間・営業形態などが変更になる場合があります。詳しくはお店の公式Facebookをご確認ください。

ブライアン・マクダクストン Brian Macduckston (ラーメンブロガー)

日本在住のラーメン大好きなアメリカ人。ラーメンを英語で発信するラーメンブログ「Ramen Adventures」は世界的な人気を獲得。2015年には書籍「最強アメリカ・ラーメン男 東京 極ウマ50店を食べる(K&Bパブリッシャーズ)」も刊行。現在はラーメン店の世界進出時のコンサル等も担当している。

百麺人(https://ramen.walkerplus.com/hyakumenjin/

本人ブログ http://www.ramenadventures.com/

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