バッテリーは5000mAhの大容量
減りが遅いので安心
OSはAndroid 9をベースとしたColorOS 6.0.1。CPUはクアルコムのSnapdragon 665を採用。メモリーは4GB、ストレージは64GBという構成です。スマホのパフォーマンスを数値化して評価できる「AnTuTu Benchmark」アプリでベンチマークを計測してみると、16万~17万点台を記録。同じCPUを搭載する機種の平均かわずかにそれを下回るといったところで、実際にアプリ起動がもたつくことはありました。
バッテリー容量は5000mAh。実際にテレワークの息抜きがてらサイクリングに行った際に、計測アプリを使用してみました。途中で風景を撮りつつバッテリー消費を見ていたのですが、単に容量が大きいだけでなく、減り自体が遅い印象です。このスタミナなら、外出先で電池切れになる心配もないでしょう。
細かい機能をカスタムできるのも魅力。「戻る」「ホーム」などのナビゲーションキーを変更できるほか、それらの操作をiPhoneのようなスワイプジェスチャーに設定できます。さらにスリープ状態の画面をタップしてオンにするといったジェスチャー機能もあるので、使いこなせればおもしろそうです。
その他、顔認証・指紋認証に対応。顔認証は暗いところでも問題なく、指紋もすばやくロック解除できました。IP5X相当の防塵性能(防水は非対応)を備えます。また、FMラジオを聴けるため、災害時などに役立つでしょう。ワンセグ/フルセグ、おサイフケータイには残念ながら対応していません。
【まとめ】驚異のスタミナは魅力!
あとは何を重要視するか
OPPO A5 2020の一番の魅力は、電池持ちの良さ。スマホ選びにおけるこだわりが人によって異なりますが、バッテリーは長持ちするほうが誰にとってもうれしいもの。ただ大容量であるのではなく、電池消費がかなり抑えられているのがポイント。何をするにも安心の電池持ちを実現しています。
ディスプレーの画質やおサイフケータイに非対応である点は、ウィークポイントではあります。同じくMVNOなどで販売されている「OPPO Reno A」は、CPUやディスプレーの性能面でA5 2020を上回り、防水、おサイフケータイにも対応します。価格は1万円ほど高くなりますが、スマホとしての機能が充実している機種を考えているなら、Reno Aのほうがいいかも知れません。
最終的には、スマホ選びで何を重要視するか、というところ。動画やゲームなどエンタメ性能を重要視しないのであれば、2万円台でこの電池持ち、そして4眼カメラを搭載するA5 2020は間違いなくコスパに優れる1台です。悩んでいる人は、一度手に取って、比較検討をオススメします。
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