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エイリアンと共闘!? 「XCOM: チーム・キメラ」は戦略性豊富でドハマり必須のストラテジーゲーム

2020年04月23日 22時00分更新

文● 市川 ●編集 ASCII

タクティカル色が濃くなった戦闘システム

XCOM:チーム・キメラは敵味方が1人ずつ交互に行動するシステムを採用。右上にある「タイムライン」が敵味方が行動する順番を示している。戦闘スピードが向上したほか、倒すべき敵の優先順位が明確になった

 次に紹介するのは戦闘システム。過去作と同様、XCOM:チーム・キメラの戦闘もターンベースで進行する。過去作まではチーム全員の行動が決まったら1ターン交代だったが、本作では敵味方が1人ずつ交互に行動するシステムを採用している。エージェント1人のターンが終了したら、敵1人のターンに移行するといった具合だ。

全隊共通のアビリティー「チーム・アップ」を使えば、エージェント1人をタイムライン上で動かし、次のターンに行動できるようになる。タイムラインの順番を入れ替えるのも手だ

 画面右上に表示されている「タイムライン」は、敵味方が行動する順番を示している。戦闘スピードのテンポが上がっただけでなく、倒すべき敵の優先順位も明確になった。危険度が高い敵を集中して叩く、ターンの順番を入れ替えるスキルを使って形成を逆転させるなど、さまざまな戦略を試す余地がありそうだ。

本作では、戦闘フェーズ前に「突入モード」と呼ばれる新たなフェーズが発生する。大人数いる敵の数を一気に減らす際に有効だ

突入後、敵4人に先制攻撃ができる。突入モード時に強敵を先に倒しておけば戦闘が有利になるだろう

 また、本作からは新しく「突入モード」が導入されている。戦闘フェーズに移行する前、エージェントの行動順を決定してから突入することで敵チームに先制攻撃ができるようになった。

 過去作では、4人のユニットだけで大人数の敵と戦うのがデフォルトだった。しかし、突入モードのおかげで人数差による不利な状況を変え、互角の状態で戦闘できるように。遊びやすくなったとはいえ、難易度自体は過去作と変わらない。戦闘中に突然敵の増援が来ることも考えられるからだ。だから油断は禁物ということである。

ステージによっては突入地点が複数ある場合も。また、突入地点にはメリット・デメリットが存在するため、最適なエージェントを配置する必要がある

 ステージによっては突入地点が複数あるほか、メリット・デメリットも存在する。たとえば、最後に突入したエージェントは、防御力があがるというメリットがあるが、行動に制限がかかるというデメリットもある。メリット・デメリットを考慮したうえで適したエージェントを配置する必要があるわけだ。

 特殊部隊らしい戦略を考案できるようになった点が本作の魅力的なポイントといえる。爆弾で壁を破壊して突入するあたりは、いかにも特殊部隊らしい。タクティカル色が濃くなった新XCOMは実に斬新であった。

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