新型コロナウイルスの猛威によって休校、外出自粛中の今、普段は学校で発散していたエネルギーを持て余している子どもたち。そんな子どもたちとの過ごし方を紹介したいと思います。
我が家には13歳と11歳の息子がいます。この年頃の子はエネルギーが有り余っていますよね。学校で友達とエネルギーを発散していたものですから外出できなくなった今、エネルギーのやり場に困っています。
とはいえ友達と遊びに行くこともできず、私も毎日会社を休むわけにもいきません。
そこで我が家では有り余ったエネルギーを家の中の「仕事」に向けてもらいました。
家の中には様々な仕事がありますが、洗濯、料理、掃除、勉強、運動、遊び、これらすべてが子どもたちの仕事となります。
平日は両親が仕事に出かけたら、息子2人で洗濯物を干し、掃除機をかけ、勉強し、ご飯を食べて遊ぶ。
そして両親が帰宅したら、一日にあったことを話してもらいます。どんな勉強をして、どんなご飯を食べどんな遊びをしたのか。細かいことでも、こちらから興味を持って話を聞くと、どんどん話してくれます。
大事なのはこれらの出来事を「お手伝い」ではなく「仕事」として子供たちに任せること。仕事から帰ってきたら、晩御飯の支度をしながらでもいいので、必ず子供に一日の出来事を話してもらう。すると責任感が生まれ、しっかり仕事をこなそうと頑張ります。
うちの場合、勉強や仕事の話は少しでいいので遊びの内容をたくさん話してもらいます。ゲームをしていたら「どれだけ進んだ?」とか「クリアできた?」と聞いてあげると喜んで話してくれます。
休日には料理を一緒にやっています。朝ごはんは自分で作ってもらい、昼ご飯や晩御飯の内容を考えて、慣れてきたら一品任せたりします。「お味噌汁は任せた!」とか「卵焼きはお願い!」と任せてあげると、自分なりに美味しくできるように工夫したり、上手に作れるように考えたりもしてくれます。
今、ウイルスの脅威によって窮屈な生活を強いられている我々ですが、逆に子供との距離を縮めたり、子供に生活する力をつけてもらうチャンスでもあります。我が家も共働きで時間も生活も決して楽ではありませんが、「仕事を子供に任せる」ことにより、今までと違った時間の使い方ができるようになりました。
皆様の参考になれば幸いです。
文● のりじ
二人の息子を育てるサラリーマン。自分自身が子供の頃、勉強が苦手で大嫌いだった。息子達と料理、武道、科学を応用して、正解のない子育てを楽しむのが趣味であり日課。
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※筆者による寄稿記事です