ストレスなくゲームを楽しめるスペックの高さ
AQUOS zero2は「ゲーミングフォン」としても注目されています。CPUはSnapdragon 855(2.8GHz + 1.8GHz オクタコア)で、メモリーは8GB。負荷の大きい使い方にも適したモデルであることは言うまでもありません。
それらの基本性能に加えて、AQUOS zero2には、ゲームとの相性が良い複数の特徴があります。まず、ディスプレーが240Hzという高速のリフレッシュレートを実現しています。リフレッシュレートとは、画面が更新される回数を表します。通常は60Hz(毎秒60回)ですが、AQOUS zeroは120Hz(毎秒120回)の更新が可能で、さらに120回の表示更新の間に黒い画面を挿入することで、240Hz(毎秒240回)相当を実現させています。これによって、動きが速い動画も鮮明に表示でき、タッチレスポンスの精度も向上する仕組みです。
筆者は普段そんなにゲームはしないので、その性能について「これはすごい!」「今までと全然違う!」なんて感想は言えません。ですが、タッチレスポンスが良いことは明らかで、カーレースのゲームも、テニスのゲームも、シンプルなパズルゲームも快適にプレイできました。
リフレッシュレート240Hzは「ハイレスポンスモード」をオンにすることで有効になりますが、その操作を含むゲーム専用メニューも用意されています。ゲームプレイを録画して、友達と共有するといったことも簡単にできます。
なお、パフォーマンスを比較するために「AnTuTu Benchmark」アプリを使うと思ったら、Google Playストアからダウンロードできなくなっていました。そこで今回は「Geekbench 5」というアプリを使いました。AQUOS zero2と同じSnapdragonを搭載する機種と比べてみましたが、大差はないものの、AQUOS zero2が一歩リードするスコアを記録しました。
バッテリー容量は3130mAh。「ゲーミングフォン」と謳うわりには、そんなに多くはありません。しかし、充電時の発熱を抑える「パラレル充電」という技術が導入されています。実際に充電しながらテニスゲームをしてみましたが、本体はほとんど熱くなりませんでした。

この連載の記事
- 第348回 量販店で単体購入可、5G・FeliCa・防水対応で高コスパのシャオミ「Redmi Note 10T」
- 第347回 海外で急成長中のrealmeのコスパモデル「narzo50」の実力を徹底検証
- 第346回 独自チップ「MariSilicon X」搭載で最強の夜景が撮れる「OPPO Find X5 Pro」
- 第345回 美しさとパワーを秘めた折りたたみスマホ、ファーウェイ「HUAWEI P50 Pocket」
- 第344回 Galaxy S22 UltraとGalaxy S22の進化点、ペン対応と夜景撮影をテスト
- 第343回 ハッセルブラッドカメラ搭載のハイエンドフォン「OnePlus 10 Pro」を試す
- 第342回 ハイデザインのインド製5Gスマホ「Infinix Zero 5G」を使ってみた
- 第342回 力がほしいか? ならばAnTuTu100万超えのスマホ「REDMAGIC 7」をゲットせよ!
- 第341回 マイクロソフトの2画面スマホ「Surface Duo 2」は抜群の実用性を備えている
- 第340回 2万円台で高性能の有機ELとカメラを備えたシャオミ「Redmi Note 11」レビュー
- 第339回 6400万画素カメラ搭載の「美ボディー」スマホ、「OnePlus Nord CE 2 5G」の実力を検証
- この連載の一覧へ