今回レビューするスマホは、シャープ製の「AQUOS zero2 SH-M13」です。「AQUOS zero2」は大手3キャリアから発売されていますが、3月13日にSIMフリー版も発売されました。基本スペックは共通していますが、nanoSIMを2枚挿せて、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応していることがアドバンテージ。量販店での実売価格は11万5170円と、かなり高額なモデルですが、goo Simsellerでは7万9970円、IIJmioでは9万3280円など、格安SIMとのセットなら、オトクに購入できるようです。
一度手にしただけで「買いたい!」と思える軽さ
AQUOS zero2の魅力は、なんといっても軽さです。シャープは「画面サイズが6型以上で、電池容量が3000mAhを超える、防水(IPX5以上)のスマホ」では「世界最軽量」と謳っています。そんな説明を聞くまでもなく、実機を手にすると、すぐに軽さを実感できます。
AQUOS zero2は約6.4型の有機ELディスプレーを搭載し、重さは約141g。どれだけ軽いかというと、ほかの機種と比べると一目瞭然です。たとえば、画面サイズが約6.4型のGalaxy S10+は約175g。約6.5型のXperia 1は約178g。同じく6.5型のiPhone 11 Pro Maxは、なんと226gという重さ。長い時間、手に持ってゲームをしたり、動画を見たりという人には適しているでしょう。
ディスプレーの左右はベゼルがほとんど見えないほどに細く、エッジ部にはカーブが施されています。背面パネルもガラスで、左右のエッジ部は曲面になっています。そのため、側面のフレームは細く、厚さ8.8mmのスペック以上に薄く感じます。この薄さによって、より軽く感じるようにも思いました。
右側面に電源ボタンと音量ボタンを搭載し、上部にはSIMスロット。底部にはUSBポート(Type-C)を備えています。なお、microSDカードは装着できないので、256GBの内蔵ストレージに収まるように使う必要があります。独立したイヤホンジャックは搭載していませんが、USBポートに挿せる3.5mmイヤホン変換アダプタが同梱されるとのことなので、イヤホンを持っている人はそのまま使えます。

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